フランス:大統領選挙候補者選びでフィヨンが一歩リード
2016年11月21日付 al-Hayat 紙

■フランス中道右派の第一回投票にて、フィヨンがサルコジとジョペを「出し抜く」

【パリ:アルリート・フーリー】

来年5月に行われるフランスの大統領選挙のための中道・右派共和党の候補者を選ぶ第1回投票は、動員ムードと激しい競争に覆われ、フランソワ・フィヨン元首相の支持率の急激な上昇という結果をもたらした。

前回の大統領選挙の決選投票でフランソワ・オランド〔現〕大統領の前にサルコジが敗北した直後から生じた諸派閥間の駆け引きが余儀なくされる中、共和党候補者の予備選挙には7人の立候補者が参加した。それはフィヨンに加えて、アラン・ジョペ元首相、ニコラ・サルコジ元大統領、フランソワ・コペ元大臣、ナタリー・コシュースコ=モリゼ元大臣、ブルーノ・ルメール元大臣、ジャン・フランソワ=ポワソン民主キリスト党党首である。しかし実質的にはフィヨン、ジョペ、サルジコの三つ巴状態であった。

立候補者たちは、一連の選挙集会やお祭り騒ぎ、3回にわたるテレビ討論を通じて、有権者たちに語りかけ、フランスを目覚めさせるための展望や計画をそれぞれ示した。この選挙キャンペーン〔の盛り上がり〕は、フランス中道・右派の歴史上、前例のないものであった。

選挙キャンペーンの間、世論調査は、ジョペが共和党の大統領候補者になる最も強い幸運を持っていることを示唆し、第二回投票ではジョペとサルコジの対決になることを予測していた。しかし、フィヨンが国内改革について「大胆」と形容される政策を提示したことにより〔支持率が〕急上昇し、投票に先立つ数日間に投票用紙〔に書く名前〕を入れ替えた。

(後略)

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( 翻訳者:石井泉 )
( 記事ID:41634 )