エルドアン難民発言へ、欧州から返答
2016年11月26日付 Cumhuriyet紙


欧州議会(AP)のトルコに関する決定に対し批判を展開したレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が「扉(国境)を開ける」と脅したことについて、欧州から次々と返答が来ている。欧州議会でかつて議員を務めたアンドリュー・ダフ氏は、「扉が開かれる」ことになれば、難民たちの多くがトルコ人となるだろうと述べた。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相のスポークスマンを務めるウリケ・デメル氏は、欧州議会がトルコとEU間の加盟交渉を一時的停止を呼びかけた草案を承認したことと関して、エルドアン大統領が「あなた方(欧州議会)は、一時たりとも人道的な振る舞いをしてきませんでした。人々を正しく見てこなかったのです。アイラン君のような赤ん坊が海岸に打ち寄せられたとき、あなた方は取り上げなかった。300万人の難民を、この国(トルコ)で養っているのは我々である。あなた方欧州議会は、約束を履行しなかった。いいですか、これ以上のことをすれば、我々は国境の扉を開きます」と述べたことに対し、「関係者らが向ける脅しは何の利益ももたらさない」と返答した。

欧州議会が昨日、トルコとEU間で進められていた加盟交渉に関して一時的に停止するよう提案した後、今日(11月25日)、エルドアン大統領はEU諸国に向け次のように発言していた。

「あなた方欧州議会は、約束を履行しなかった。カプクレに5万人の難民が押し寄せたとき、嘆き訴えましたね。『トルコが国境を開放したら、我々はどうしようか…?』と言い始めたのです。良いですか、これ以上のことをすれば、それは国境が開かれるということをも意味します、このことも知っておいてください。」

■メルケルのスポークスマンから回答

AFP通信によると、ドイツのアンゲラ・メルケル首相のスポークスマンを務めるウルリケ・デメル氏は、「我々はEU-トルコ間の加盟交渉は、双方にとって有益なものとして認識している。そしてその交渉の継続は、すべての関係者の利益となる」と述べ、また「関係者らが向ける脅しは何の利益ももたらさない。困難なことはある。しかし、その困難を乗り越える必要がある」と発言した。

■カティ・ピリ氏:「難民に関する協定がEU加盟交渉と結び付けられるのは誤りだ」

第2の返答は欧州議会のトルコ専門官カティ・ピリ氏から届いた。彼女は自身のツイッターアカウントで、「移民に関する協定をEU加盟交渉と結びつけることが、そもそもの間違いである」と書き込んだ。

■かつての議員からもこんな発言

エルドアン大統領の発言に対し、さらに欧州議会のかつてのリベラル派議員の一人、アンドリュー・ダフ氏からもコメントが寄せられた。彼はツイッターで、エルドアンが「国境を開いた時には」トルコ人がヨーロッパに流出するであろうと発言した。「あなた方が国境を開けば、難民たちの多くはトルコ人となるでしょう」と書き込んだ。

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(翻訳者:木全朋恵)
(記事ID:41661)