トルコ航空、エアバス8機を貸与へ
2016年11月30日付 Hurriyet 紙


トルコ航空(THY)は安全上の懸念と旅行者数の後退による旅行客占有率が低下して後、積極的なキャパシティ管理プロセスを採用している。そのトルコ航空が保有機体のうち8機のエアバスA330-200のリース権をキャボット・アヴィエーション社に与えた。

キャボット・アヴィエーションを所有するエア・パートナーによる声明ではトルコ航空が保有する8機の旅客機のドライ・リースまたはウェット・リースによるリース権がキャボット・アヴィエーションに与えられたと述べられている。

■5年前に生産

声明によると、2007年から2011年の間に生産された例の旅客機は24のビジネスクラスのシ座席に255のエコノミークラスの座席を備えている。
トルコ航空はこの話題について声明を出した。
ロイターで先日報道された分析ではトルコ航空では安全面の懸念と旅行者数の減退による座席占有率の低下という結果を招いており、同航空のキャパシティ低下対策のためであると言われている。

■占有率4%減少

トルコ航空が発表した最新のデータでは1月―10月期の旅行者数が去年の同時期に比べて3.7%低下し、5380万人であった。しかしデータの数字における旅行客占有率は4%減少し、74.6%に後退した。
トルコ航空はこの減少の影響でエアバスとボーイングから購入した機体のいくつかの引き渡しを延期した。リースした旅客機の早期返還については賃貸者との合意がなされた。トルコ航空は第3四半期の結果の後に投資家向けプレゼンテーションでのアセスメントで有効座席キロ数あたりの収入(RASK)における損失を防ぐために積極的なキャパシティマネジメントプロセスを行っていると述べられた。
トルコ航空のリース権付与について評価しているキャボット・アヴィエーション上級副社長グレッグ・コープ氏は「トルコ航空がこれらの機体を、運用者にキャパシティを迅速な形で増加させ、市場のウェット・リース、またはドライ・リースによって更なる長期運用の機会を与えてくれています。運用者が現在、他の機体又はA330の同型機を保有してさえいればこの8機の機体で「ミニ航空」を形成できるポテンシャルを持っています」と語った。

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( 翻訳者:市野太音  )
( 記事ID:41682 )