試合終了2時間後の爆発、目撃者語る
2016年12月11日付 Hurriyet 紙


目撃者であるニハト・ユルドゥズさんは「大きな爆発とともに火の玉が出たのが見えました。一分間隔で2度爆発がありました」と述べた。アブドゥッラー・ チャヴシュさんは「試合から出てから、約10分が過ぎていました。サポーターの車が動きました。道が開いたかどうかくらいで爆発が起きました」と話した。ブルサ・スポルのサポーターズクラブ「テクサス」のファン代表であるセリム・クルトゥランさんは、ベシクタシュのボーダフォン・アリーナ近くでの爆発の5分前にスタジアムから離れたと話した。

 ベシクタシュで発生した爆弾攻撃の後、目撃者は事件の瞬間を教えてくれた。その地域にあるレストラン経営者ニハト・ユルドゥズさんはアナドル通信社記者に行った説明で、事件で職場に重大な被害が出たと述べた。

 ユルドゥズさんは「大きな爆発とともに火の玉が出たのを見ました。一分間隔で2回の爆発がありました。レストランのガラスが圧力でバラバラに砕けて私たちの上に落ちてきました」と話した。

■「私たちは5分前にスタジアムを離れました」

 ブルサスポルのサポーターズクラブ「テクサス」のファン代表であるセリム・クルトゥランさんは、ベシクタシュのボーダフォン・アリーナ近くでの爆発の5分前にスタジアムから離れたと述べた。

 クルトゥランさんはアナドル通信社記者に行った説明で、ベシクタシュ対ブルサスポルの試合が行われたスタジアムから離れた際に、どんな問題にも遭遇しなかったと話した。

 クルトゥランさんは爆発音がスタジアムから離れて5分後に聞こえたと述べ、以下のように話した。

「私たちは音を聞きましたが、そんな爆弾とは思いませんでした。私たちが出発したときはどんな問題もありませんでした。しかしスタジアムから私たちが離れてから5分後に爆発がありました。走行中にことの詳細を知ろうとしました。その後私たちに連絡してきた人たちが爆発があったと話しました。とてもありがたいことに私たち一行は無事です。(彼らは)引き続き私たちに連絡してきて、心配しています。私たちブルサスポルのサポーターのことは心配しないで下さい、私たちは全員無事です。私たちはこの下劣な攻撃を非難します。この事件がベシクタシュの試合の後起こったのは悲しかったです。死亡者がいないのを、これ以上悲しみまないよう願っています。お大事に。」

■「負傷者の中に私たちのサポーターはいなかったとわかりました」

 ブルサスポル・クラブの広報係、スアト・パチャジュ氏は彼が爆発から15~20分前にスタジアムを離れたと述べた。

 パチャジュ氏は「状況が知るや否や、バスで来た我がチームのサポーターのグループ代表にすぐに連絡しました」と述べ「負傷者の中にサポーターはいなかったとわかりました。サポーターの負傷がなかったのは喜ばしいですが、他の負傷者のことで我々は沈痛な思いです。お大事に、すぐに回復なされるよう願っています」との言葉を述べた。

■ブルサから来た

 また別の目撃者であるアブドゥッラー・チャヴシュさんは試合のためブルサから訪れたと述べ、「試合会場から出て、約10分が過ぎていて、サポーターの車が動きました。道が開いたかどうかくらいで爆発がありました。私たちはスタジアムから出て食事のため宿泊しているホテルに入るところでした。ガラスが圧力で私たちの上に散乱しました。銃声が聞こえて、ホテルの中に入って隅に避難しました」と述べた。

 事件の時ドルマバフチェにあるカフェにいたと話すエリフ・オズチュルクさんも爆発とともに大きな火の玉が飛んだと話した。

 オズチュルクさんは強いショックを経験したと話し、「その後安全な場所に移動しようと試みました。その恐怖をようやくぬぐい去った所です。これをやったのは人間ではありません、まったく忌々しいです」との言葉を述べた。

■警察のヘリコプターが旋回している

 一方で、事件現場検証チームは地域での活動を続けている。事件現場には警察、消防、救急、自治体チームが待機を続けている。

 爆弾攻撃でギュミュシュスユ坂周辺にあった治安対策装甲車、イスタンブル市営交通局のバス、乗り合いタクシー、いくつかの個人の自動車が被害を受けた。周囲の一部建物もガラスが壊れた。

 陸海からの治安措置が最高レベルにまで高められたギュミュシュスユ地区やマチカ地区周辺で警察のヘリコプターも継続して旋回している。警察チームは事件現場に繋がる道で救急車以外の車両や歩行者の通行止めを行っている。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:41737 )