始業時間に変更は?ー冬時間撤廃の余波
2016年12月15日付 Hurriyet 紙


政府の決定で夏/冬時間の適用が終了となった後、子どもたちが真っ暗な道を登校し、暗い中授業が始まることが保護者の反発を呼び続けている。アンカラ選出のアイリン・ナズルアカ国会議員の「国民教育大臣と面会した。学生たちに特別な適用するという朗報を今から伝えよう」という発表の後、注目は国民教育省に移った。一方、[夏時間継続の]適用に反発していたイズミル弁護士会会長アイドゥン・オズジャン氏は、一部の家族が娘を真っ暗な中登校させざるを得ないため、安全上の理由で学校へ送っていないと証言したと述べた。

省関係者は、授業時間の制定と変更権が知事府にあると指摘し、「授業時間の制定権は知事府にある。2016年5月20日付の回状以外に知事府に送られる新たな回状はない」という情報を出した。

法律によると国民教育大臣の署名で毎年発行されていた年間教育スケジュール状において学校の学期開始、学期間の休暇、学期終了の日付が書かれている。2016年5月20日付の回状の2番目の項目にはこの日付に配慮し、活動スケジュールが知事府によって調整されると書かれている。

■質問主意書を提出

アンカラ選出のアイリン・ナズルアカ国会議員は、首相の返答を求めて提出した質問主意書で、数十万人の学生が登校のために1日を5時‐6時から始め、学校に着くために暗い中道を歩いていると指摘した。ナズルアカ議員は「できるだけ早く対策を講じてくださるでしょうか、さもなくば対策を講じるためには大事故、大事件の発生を待っているのでしょうか」と質問した。同議員はこの質問主意書の後、イスメト・ユルマズ国民教育大臣と話し、「学生に特別な適用がなされる」という朗報を得たと伝えた。

■イズミル弁護士会会長が反発を示した:「娘を学校へ送らない家族もいる」

一方イズミル弁護士会会長アイドゥン・オズジャン氏は、「夏時間の適用が年中続けられる」ことが深刻な危険を生み、非効率であると主張し、適用を批判した。オズジャン氏は、イズミル弁護士会で行われた会議で「夏時間の年間を通しての適用」の決定がその結果を調査せず、また専門家に相談されずに下され、一部の家族は娘を真っ暗の中登校させざるを得ないため、安全上の理由で学校に送っていないと証言したと述べた。

適用により子供たちが悪影響を受け、非効率を生んでいると主張するオズジャン氏は、以下のように述べた。

「特に大都市では学校数の不足のため9,700の学校で[午前・午後の]二交代制の教育システムが適用され、朝の生徒は7時の授業に間に合わせるため遅くとも6時半に家を出て、太陽を二限目に見ることができる。朝の訪れを目で見て安全に職場や学校に向かうことができるよう、早急に2016年10月7日付けの2016/9154号の政令でなされた決定を撤回しなければならない、冬時間の適用に移行し、時間を元に戻す必要がある。または教育システムの二交代制をやめ、子どもの発達にふさわしい時間に授業が行われることを含む法的是正がなされなければならない。」

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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:41767 )