アンタリヤ、23年ぶりの雪
2016年12月22日付 Hurriyet 紙


アンタリヤで久しぶりに降った雪を市民は興奮して迎えた。最後にアンタリヤで雪が降ったのは1993年であるという市民らは、雪を喜んだ。アンタリヤでの降雪の影響でエルマル、イブラードゥ、コルクテリで1日、ギュンドームシュで2日間の休校となった。

気温が3度まで下がったアンタリヤで中心地から8~10㎞離れたケペズ郡境界にあるケペズウスチュに雪が降った。市のブルドゥル方面の入口である「アルタルヤ」の看板のある地域、ケペズの森、マジェラ公園は雪で覆われた。

ケペズに近いドシェメアルトゥ郡も雪で覆われた。デュズレルチャムやテルメッソス古代都市も完全に雪で覆われる中、アンタリヤ‐コルクテリ路の交通は雪の影響もあるがかろうじて確保されている。

■23年ぶりの降雪

雪で目覚めたアンタリヤの人々は、大量の自撮りをしてSNSアカウントに投稿した。雪を見た子ども達は雪だるまを作って過ごした。市中心部にこれほどの雪が降ったのは1993年が最後であった。

■学生たちは閉じ込められた

アランヤの高所にあたるトロス山脈麓の地区では降雪による影響を受けた。昨日昼頃降り始めた雪により地区で移動学校が行われていたマフムトセイディ・ハムドゥッラー・エミン・パシャ小・中学校、ギュゼルバー小・中学校、ケステル・アクデニズ小・中学校、デレキョイ小・中学校、トゥルラル小・中学校では本日休校となった。

アランヤ市職員は降雪による影響を受けた地区で雪かき、除雪作業をおこなった。トゥルラル地区で降雪のため学校に閉じ込められた学生たちは市職員らの作業により救出された。学生たちは除雪作業の後、送迎車両により帰宅することができた。職員らは作業機械で除雪する中、埋もれた車も救出された。

■アラジャベルでは積雪15センチとなった

アンタリヤをコンヤと繋ぐアクセキ‐セイディシェヒル路では降雪が交通に悪影響を与えている。アクセキ‐セイディシェヒル路の標高1825mのアラジャベル地点では積雪が20㎝に到達した。

アラジャベルで吹雪の影響で視界は3メートルまで狭まった。アクセキ地区交通警察は降雪と吹雪のためアクセキ・ジャンクションからチェーンをしていない車の通行を禁止している。高く荷物を積んでいる車はサービスエリアに送られた。アラジャベル道路整備職員は道路に塩をまき、雪で埋まらないよう作業を続けている。

■農村部で道路封鎖

アクセキ北部のジェジェレル、カラクシュラ、バデムリ、クユジャク、スレイマニイェ、デイルメンリキ、サーリヒレル、ススズシャハプ、ギュンヤカ地区の道路は雪のため通行止めとなった。移動学校が行われているこの地区へ送迎車が入ってこられないため、生徒たちは学校に行けなかった。アクセキ市の6台の作業機械は開通作業のため地域での作業を続けている。

■4地区で休校

降雪はコルクテリとエルマル郡で悪影響を及ぼした。これら2地区では昨夜から降り始めた雪が今も続いている。郡の中心では積雪が20㎝を記録した。降雪の驚きで1日が始まった市民らは家や職場の前に積もった雪をシャベルでかいた。ドライバーは車の上の雪を払い、仕事へ行こうとしていた。雪は交通にも影響した。コルクテリ‐アンタリヤとエルマルの道路は降雪のため通行止めとなった。道路及び市職員は道路を空けるため作業を続けている。雪のためエルマル、イブラドゥ、コルクテリで1日休校となり、ギュンドームシュでは昨夜から降り続く雪のため小・中学校が今日を含め2日休校となった。

■タフタル頂上では30㎝の積雪

タフタル山に上る道が雪のため封鎖され、頂上では積雪が30cmを超えたと伝えられた。ケメルへ繋がるゲデルメとオヴァジュクの間は雪の影響で通行止めになり、道路職員は道を空けるため作業を開始したことが伝えられた。ヤイラ・クズデレ地点でも通行止めとなり、今後作業が始められることが伝えられている。

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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:41808 )