アル・バーブでのトルコ軍死者、14人に
2016年12月23日付 Milliyet紙


トルコ軍の支援により自由シリア軍がシリア北部で実施する「ユーフラテスの盾」作戦において、一昨日、アレッポ県アル・バーブ地域近郊で殉職したトルコ軍兵士の数は16人に上り、負傷者31人の治療が継続している。

カイセリ県から作戦に参加した殉職した兵士の遺体は、検視のためヘリコプターでガーズィアンテプ大学医学部シャーヒンベイ研究病院死体安置所に移送された。殉職者の背後には、悲しみに満ちた物語が残された…

シリア北部で行われている「ユーフラテスの盾」作戦により、アレッポ県アル・バーブ地域で殉職した兵士は16人に上り、負傷者31人の治療が続いていると発表があった。殉職した兵士の遺体は、検視のためヘリコプターでガーズィアンテプ大学医学部シャーヒンベイ研究病院死体安置所に移送された。

マルーンベレー(トルコ軍特殊部隊を指す愛称)所属のフルカン・ヤバシュ2等兵曹長(30)は、イスラム国の攻撃により殉職した。イズミル県在住の家族には同氏が殉職したとの知らせが夜半に届けられた。軍幹部が同氏家族宅を訪問したところ、同2等兵曹長の父で退役特別機動警察のスレイマン・スル・ヤヴァシュさんと母のゼイネプ・ヤヴァシュさんが外に出て、「どうかそのようなことは仰らないで下さい」と言い、泣き出した。ヤヴァシュ2等兵曹長が最近ラマダン休暇でイズミルにやってきたこと、時々家族を訪問し作戦が実施されているものの自身は元気であると伝えていたことが判明した。

■「息子の身に何かがあった」

殉職したアクン・アジャル上級軍曹(23)のテキルダー県チョルル郡に住む母のハニフェ・アジャルさんは、レヴェント・クルチ郡長、アイクト・エフェ郡警察署長、軍幹部が揃って来たのを見るや、「息子の身に何かがあった、だからあなた達はいらっしゃったのですね。わかっています」と気を失った。チョルル第5軍団司令官のセノル・アルパルスラン少将は、殉職したアジャル上級軍曹の家庭を追悼訪問した。母のハニフェさんは、軍司令官がやって来たのを見るや、涙を抑えられなかった。アルパルスラン少将は、悲嘆に暮れる母親を暫くの間なだめた。少し前、軍から戻り仕事が見つからず上級軍曹になったと明かされたアジャル上級軍曹が、亡くなる前日に母と電話で話をしていたことが明らかとなった。アジャル上級軍曹は、電話で軍の作戦に参加すると述べ、「お母さん、私は元気だ。作戦に参加するが、心配しないよう」と話していた。母は、殉職した日に息子に対し「元気でやっているか」とメッセージを送ったものの返信がなかったことが判明した。

戦車部隊のオッケシュ・カラジャ上級兵曹長(25)の母シェリフェ・カラジャさんは、カフラマンマラシュ中心部のオニキシュバト郡カレ地区に住んでおり、軍幹部から知らせが届くと崩れ落ちた。医療チームが割って入り、近親者、軍幹部が母のシェリフさんをなだめようとした。2012年にトルコ軍に参加し、特殊指令本部で任務にあたる中、「ユーフラテスの盾」作戦に参加したカラジャ上級兵曹長の父が最近亡くなったことが分かった。カラジャさんは独身で、9人兄弟 (内、5人姉妹)であり、カフラマンマラシュで埋葬される。

■25日前に婚約した

ミリイェト紙編集ページ事務バルシュ・バシュさんのいとこにあたる、歩兵団のアリ・セザイ・ヤルチュン上級軍曹(24)も「ユーフラテスの盾作戦」で殉職した。

辛い知らせは、トカト県エルバア郡にて独りで暮らす母アスマン・シェルベチさんに軍幹部が伝えた。ヤルチュン上級軍曹のイスタンブルで暮らす父ムスタファさんとイスタンブルで学校に通う弟のメルトさんにも伝えられた。

ヤルチュン上級軍曹は、11月27日にイスタンブルでオズゲ・イスラムさんと婚約したことが明らかになった。幼少時代の友人であるヒュセイン・ジャン・テミズさんは、ヤルチュン上級軍曹が三ヶ月後に結婚式を予定していたと述べた。婚約写真をソーシャルメディア・アカウントでシェアしていた同上級軍曹が、先週エルバア軍 に来て暫くとどまった後、任務地に戻っていったことが分かった。ヤルチュン上級軍曹の亡骸は、本日(12月23日)、金曜礼拝後、郡で埋葬される。

■少佐の母、地震で亡くなっていた

歩兵団のビュレント・アルバイラク少佐の殉職について、コジャエリ県ギョルジュク郡で暮らす父に、ギョルジュク郡のムスタファ・アルトゥンタシュ郡長らが知らせを届けた。落ち込む父ハサン・アルバイラクさんに対し、医療チームが割って入った。知らせを受け、ブルサ県オルハンガーズィ郡で暮らすアルバイラク少佐の姉ガムゼ・ギョクテペさんもギョルチュク郡にやってきた。家族は、その後、ギョルチュク自治体の車両でアンカラにあるアルバイラク少佐の家に向かった。既婚で子供1人を持つ少佐の母は、マルマラ大地震で亡くなっていたことが判明した。

■カイセリで二つの辛い知らせ

オスマン・チェリク上級軍曹(29)の家族はコジャシナン郡で暮らしており、軍幹部が家族の家を訪問し、アリとスリイェ夫妻に辛い知らせを伝えた。5年間任務に当たったチェリク上級軍曹は独身で、兄のスレイマンさんは、「弟とは、最後5ヶ月前に休暇でやって来た後、ズィンジデレにある部隊に連れて行き、 別れる際に話をした」と述べ、涙を流した。

自爆攻撃に揺れるカイセリは、昨日(12月22日)も殉職者2名の知らせで始まった。殉職した上級軍曹のメフメト・キョクカヤさんとオスマン・チェリクさんの家族はカイセリで暮らしていることが分かった。キョクカヤさんはカフラマンマラシュ出身、既婚で娘が1人おり、カイセリ県メリクガーズィ郡ベルシン・トゥナズテペ地区の家で追悼の意が表された。5ヶ月前に父シュクリュさんを心臓発作で亡くした後、メフメト・キョクカヤさんも亡くなったことで、6人兄弟と近親者は悲しんだ。

■父を失った

ギョクタン・オズペク特殊部隊兵士(23)の殉職の知らせが、クルクラレリ県に住む家族の家に届いた。昨日(12月22日)午前3時頃、母セヴィムさんが軍幹部より知らせを受け、咽び泣いた。オズペクさんが1ヶ月半前、アンカラで看護師のメルヴェ・オズペクさんと結婚しており、父を13年前に交通事故で亡くしていたことが判明した。

■サルカムシュで任務にあたっていた

歩兵団のオメルジャン・イェケバージュ2等兵曹長(27)のカルス県にある父親の家で追悼の意が表された。同2等兵曹長殉職の知らせを、ススズ郡のユスフ・インジ郡長、ムラト・ウライススズ市長、軍幹部、医療チームが、同県ススズ郡オルタンジュ・インクラップ地区在住の父のゼキさん、母のフィクリイェさんに届けた。知らせの後、父親の家及び家に面する通りにトルコ国旗が掲げられ、葬儀用テントが張られた。同2等兵曹長は独身で妹と弟二人がおり、サルカムシュ第57特殊旅団指令部で任務に当たる中、約1ヵ月前に「ユーフラテスの盾」作戦に参加したことが判明した。

■結婚して3ヵ月

歩兵団のフェルハト・デミル上級軍曹(26)のブルサ県にある父親の家及び家に面した通りにはトルコ国旗が掲揚され、葬儀用テントが張られた。ヨズガト県出身のデミル上級軍曹は、カイセリ第1特殊旅団指令部で3年間任務にあたり、3ヶ月前に結婚していたことが判明した。同上級軍曹のいとこセリムさんは、フェルハトさんがカイセリ第1特殊旅団で任務にあたっていたことを明かし、「任務を受け、シリアのアル・バーブに向かい、45日間現地にいた。最後は昨日(12月22日)の朝10時頃、妻のファトマさんと話し、作戦に向かうと言っていた。その後、連絡が着かなくなっている。休暇をわずかしか取得出来ず、3ヶ月前に結婚したものの、たった5日しか休暇を取ることが出来ていなかった」と述べた。

■「一人息子だった、孤児が成長した」

オクタイ・ドゥラク上級軍曹(29)殉職の知らせは、ヨズガット県軍警察司令部のセルダル・ヨルダシュ中佐らが、同県チャユララン郡チュクロレン村に住む父ケマル・ドゥラクさんに届けた。同上級軍曹は独身であり、彼の母は25年前亡くなっていたことが明らかになった。約4年間、上級軍曹として職責を果たしたドゥラクさんの本務地がカイセリ第1特殊旅団指令部であり、一時的に「ユーフラテスの盾」作戦に参加していたことがわかった。チュクロレン村のアリ・アティク村長は、ドゥラク上級軍曹がカイセリの特殊部隊で任務を遂行していた際、頻繁に村にやってきたと述べ、「彼は一人っ子で、小さいときに母親が亡くなった。彼を殉職者とした。父親は職人で、引退している。一人息子を国務へと送りだした」と述べた。

ブラク・ボズ上級軍曹(27)の辛い知らせは、コンヤ県エレーリ郡在住の同上級軍曹の父親の家に届いた。軍幹部が、父のオズカンさん、母のギュルハンさんに知らせを届けた。これとは別に、コンヤ県出身で歩兵団所属のオカン・アルトゥパルマック2等兵曹長が殉職した。同2等兵曹長の故郷セイディシェヒル郡タラシュチュ地区に(知らせが)届けられた。母のネリマンさん、父のヤシャルさんはイスタンブルに住んでいることが判明した。セイディシェヒルにいる祖父イスマイル・アルトゥパルマックさんには未だ知らせが届いていないことが分かった。同2等兵曹長の双子の弟オクタイ・アルトゥパルマックさんも軍人であることが明らかとなった。

エラズー県出身の砲兵団のオンデル・プナル2等兵曹長(24)もアル・バーブで殉職した。エラズー県のメフメト・フェブジ・ドンメズ副知事が同2等兵曹長の父親の家にやってきて、近親者に追悼の意を表した。知らせを聞いた親戚、近隣住民も家にやってきて、母のソンギュルさん、父のムザッフェル・プナルさんを慰めようとした。両親の2人の子供のうちの1人であるプナル2等兵曹長が、5年間職務に就いていたことがわかった。

■2月に婚約したばかり

アリ・ユルマズ上級軍曹(26)の訃報は、軍幹部がブルドゥル県カラマンル郡ヒュッリイェト地区に住む祖父のアブドゥッラー・アヴジュさんとおじのアリ・イフサン・アヴジュさんの家を訪問し、届けた。同上級軍曹の祖父の家にはトルコ国旗が掲揚された。ユルマズ上級軍曹は、2月にエミネ・ゼンギンさんと婚約し、この先結婚式を予定していたことが明らかにされた。ユルマズ上級軍曹の両親は離婚しており、アンタルヤに住む母も辛い知らせを受け、ブルドゥルに向かっている。

■本日(12月23日)埋葬予定

殉職したハサン・カヴズ上級軍曹(25)の家族にも辛い知らせが届いた。イスタンブルに暮らす家族がそもそもサムスン県チャルシャンバ郡パシャヤシュ村に住民登録されていることが分かり、父のエルタンさん、母のサフィエさんが知らせを受けるや、サムスン県に向かうため、イスタンブルを出たことが分かった。独身のカヴズ上級軍曹がチャルシャンバ郡パシャヤズ村で本日(12月23日)埋葬されると報じられた。

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(翻訳者:山根卓朗)
(記事ID:41813)