アル・バーブのIS攻撃、トルコ・ロシア共同作戦
2016年12月31日付 Hurriyet紙


トルコのアル・バーブに向けた空爆をロシアが支援し始めた。「ユーフラテスの盾」作戦の129日目に関して昨日トルコ国軍が行った発表で、初めてロシアに属する戦闘機がアル・バーブでイスラム国を攻撃したとの情報が伝えられた。軍関係者は「有志連合とこれまでできなかった連帯をロシアと行った」と述べた。

トルコとロシアが、シリアのアル・バーブ地域におけるテロ組織イスラム国を狙った空爆で初めて情報共有を行ない、協力したことが分かった。本紙が軍関係筋から得た情報によると、トルコとロシアの空軍は両国の戦闘機がアル・バーブに対する空爆で混乱が生じないよう、相互の飛行・標的の座標を飛行時間を伝えて共有した。この結果、トルコはイスラム国の爆発物を載せた車両が南方からアル・バーブのトルコ国軍がいる場所に向かっているという情報を得て、その護送に関する座標をロシアに渡した。ロシアはもらった座標にある標的を爆破し、イスラム国の護送車両を破壊した。トルコはさらにアル・バーブの中心にあるイスラム国の重要な標的の座標を共有した。ロシアはここでも空爆を行った。

ある軍関係者は本紙に対して「有志連合とこれまでできなかった連帯をロシアと行った。両国とも戦闘機はアル・バーブ上空で別々に攻撃を行なっていたが、お互いにきちんと情報を提供し、座標を共有した。相互理解による完全な共同作戦を示した」と述べた。

■3つの空軍作戦を実施

ロシアのアル・バーブに向けた空爆は、トルコ国軍の「ユーフラテスの盾」作戦の発表で、「ロシア連邦の空軍によって、バーブとそのすぐ南にあるイスラム国の標的に3度空爆が行われ、その結果12人のイスラム国メンバーを殲滅したとの情報が得られた」という形で報道された。

イスラム国の標的は地上からも攻撃を受けた。榴弾砲フルトゥナや戦車、多連装ロケットが保管されている場所や防衛拠点、指揮管理施設、様々な戦闘車両を含め合計222のイスラム国の標的が攻撃され、使用できない状態となった。

■殉職の報道は事実とされた

トルコ国軍は、一昨日、アル=アズラクの南でイスラム国の攻撃を受け、トルコ軍兵士1人が亡くなり、5人が負傷したという情報を認めた。ダービクの5km北西にあるアアザーズに14kmの距離にあるスラン地域でも市民を標的とした爆発物搭載のイスラム国の車両による攻撃で民間人6人が亡くなり、20人が負傷したと発表された。

■NATOから祝福

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長はメヴリュト・チャヴシュオール外相に電話し、停戦合意を祝福した。チャヴシュオール外相は昨日ロシアのラブロフ外相と面会した。会談では[カザフスタンの]アスタナで1月23日に政権と反体制穏健派との間で行われる予定の交渉について意見を交わした。チャヴシュオール外相はこの間の推移についてEUにも知らせた。チャヴシュオール外相はEUのフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表とイギリスのボリス・ジョンソン外相とも連絡を取った。

■イスラム国のリーダーが攻撃された

トルコ国軍の発表によると、トルコの戦闘機はアル・バーブとその南西にあるダグラバシュでイスラム国の17の標的だけでなく組織に属する防衛・武器拠点13カ所、装甲車1台、爆発物を積んだ車両1台、爆発物を積んだ車両の製造拠点3カ所を攻撃し、破壊した。トルコの空爆に関する最初の発表によると、イスラム国のテロリスト26人が死亡した。現地の諜報情報によると、爆発物を積んだ車の中で死亡した1名はイスラム国のラッカにおける重要な指導者のうちの一人で、エブー・フセン・トゥヌスィーと呼ばれる人物であることが分かった。軍からの情報によると、「これはイスラム国がアル・バーブをいかに重要視し、ラッカから兵力が移動していたことの表れだ」と述べた。

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(翻訳者:南澤沙織)
(記事ID:41863)