収監中のHDPアフメト・チュルク、健康状態深刻
2016年12月31日付 Cumhuriyet 紙


弁護士のエルダル・クズ氏は、11月24日から現在までスィリヴリ刑務所に収監されているマルディン広域市市長アフメト・チュルク共同代表には心臓のペースメーカーが入れられているが、毎月行っていたコントロールチェックがされていないと話し、「生命の危険があると」話した。チュルク氏の健康状態が悪化しているとする共和人民党(CHP)のパヴェイ氏も「早急な決定の」ため呼びかけを行った。

弁護士エルダル・クズ氏とCHPイスタンブル選出国会議員シャファク・パヴェイ氏は、スィリヴリ刑務所に収監されいるマルディン広域市市長アフメト・チュルクの健康状態が深刻であると話した。チュルク氏は、11月20日に逮捕され、11月24日に勾留のままスィリヴリ刑務所に移送された。同氏は心臓のペースメーカーを入れていた。このことのために毎月のコントロールチェック行われていないとした弁護士エルダル・クズ氏は、チュルク氏が高齢であることから他の疾患も持っていると説明した。最近4日前チュルク氏を訪ねたと話したクズ弁護士は、「右目が白内障になっていた。医師は白内障が進行していることと、絶対に手術が必要だと話した。例え後になったとしても、衛生状態の整備が必要だ。残念ながら刑務所でこれは不可能である」と話した。

同弁護士は、チュルク氏が自身の健康状態が取り上げられることを望んでいないと強調し、次のように話した。「彼自身は気を遣っているが、我々は大いに心配し、杞憂している。彼はトルコ世論に資した政治家である。生命を危険にさらす問題だ。しかし、トルコでは刑務所内で病気の被拘禁者への見方は明確だ。残念ながら、我々はこれまでに病気を理由に保釈を請求したが、拒否された。」

同弁護士は、最近では4日前に検察がチュルク氏を健康状態を確認するため委員会の報告書を準備しようと病院に遣り、「報告書はまだ出ていないが、『刑務所に留まりうる』とい形で出る可能性が高い。世論でアフメト・チュルク氏の健康状態と逮捕についての反発を鎮めるため、この方法で報告書が発表されると考えている。委員会が我々を欺くことになろう。」

■留置自体が違法

報告書がネガティブな形で発表された場合、今度はチュルク氏を法医学研究所に送りたいと強調したクズ弁護士は、次のように続けた。「このことについても楽観視していない。話したように、法医学研究所も病気の囚人への見方が明確であるからである。しかし、我々はすべての法的手段を行使する。捜査の中身に触れることなく言います。それは実際に別の法的悲劇です。逮捕を要するものは何もない。政治的決定である。しかし、深刻な健康問題があるのにも関わらず、刑務所に留置すること自体が違法だ。」

■健康侵害を止めなければならない

アフメト・チュルク氏を刑務所で2回訪ねたCHPイスタンブル選出の国会議員シャファク・パヴェイ氏も次のように話した。「アフメト・チュルク氏の健康状態の詳細が報道されることをよしとしないが、報道しなければならない。私たちは人道基準でさえ配慮されていないことを目にしている。チュルク氏の健康状態は徐々に悪化している。我々は、迅速かつ公正な意思決定を取ることを期待している。健康侵害を防ぐために、これをしなければならない。」

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:41864 )