2016年、ホテルはガラガラだった
2017年01月26日付 Cumhuriyet 紙


大不況の1年を終えたトルコのホテルの2016年全体の売上は前年比18%落ち込んだ。部屋単価も65.3ユーロから39.5ユーロに下落、客室稼働率は50%下がった。

ホテル業界は、12月度の客室稼働率が急激に上向き2016年を終えた。ただ、この上昇は月単位のことであり、後退を妨げられなかった。トルコホテル業者協会 (TÜROB)は、トルコ全土で2016年12月期、客室稼働率は1.9%増加したことで49.2%となったと発表した。この上昇は、年始及び国内の休暇客の影響によりアンタルヤで増加したことによる。2016年12月期の上昇にも関わらず、2016年全体では18%の落ち込みを記録した。

2015年の客室稼働率は61.7%であった。トルコは、更に客室単価でも引き続き下落し、2016年39.5%減の39.5ユーロに落ち込んだことで、トルコは世界で最も客室収入が減少した国となった。2015年の客室単価は65.3ユーロであった。2016年、欧州各国の客室平均単価は68.4ユーロ であった。

■売上落ち込み

年始及び国内の旅行者の影響により、アンタルヤでは2016年12月のホテル客室稼働率は対前年同月比15.7%増の46.6%を記録した。2015年12月のホテル客室稼働率は40.3%であった。平均客室単価として知られる平均客室料金は49.9ユーロで、2015年と比べ17.1%下落した。2015年12月の平均客室料金は60.2ユーロであった。販売可能客室数あたりの客室売上は前年比4.1%減の23.2ユーロであった。2016年1-12月期の平均客室料金は114.4ユーロから76.8ユーロへ、販売可能客室あたりの客室売上は67.8ユーロから40.8ユーロに下落した。

■イスタンブルはガラガラ

イスタンブルの客室稼働率は、2015年12月期で50.2%、2016年12月期は1.9%減の49.2%だった。平均客室料金は76.9ユーロで、 2015年と比べ20.1%下落した。2015年12月の平均客室単価は96.4ユーロであった。販売可能客室数あたりの客室売上は前年比21.6%減の37.9ユーロであった。2016年全体の客室稼働率は49.6%、2015年は64.8ユーロ(%?)だった。2016年の平均客室料金は90.5ユーロで2015年の120.8ユーロより下落、販売可能客室数あたりの客室売上は、78.2ユーロから44.9ユーロに落ち込んだ。2016年全体では客室稼働率は23.4%減、客室売上は42.6%下落したことで、イスタンブルは欧州の目的地の中で最も稼働率が落ち、売上が下がった目的地となった。2016年、欧州の平均客室売上は81ユーロであった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:42055 )