メルケル・ユルドゥルム両首相、共同記者会見
2017年02月02日付 Milliyet紙


ビナリ・ユルドゥルム首相とドイツのメルケル首相が共同で記者会見を行った。

ビナリ・ユルドゥルム首相の言葉の要点は以下のようである。

「安全保障や経済をはじめとした二国間関係をいかに前進させるかという議題でこの会談が行われた。トルコが欧州連合(EU)加盟候補国であるために、二国間の同盟と関係を再び活性化させ、また2016年3月に行った合意が今後数カ月で更新され、EUの正式加盟に関してより歩みを進めるために、何を行えるかを検討する機会となった。

世界の民主主義の歴史で、なかなか存在を目の当たりにしない戦車、銃弾、軍用機、ミサイルに対して、その体を投げうって国を守り抜いた英雄たる犠牲者の国民的成功について触れている。残念ながら、卑劣な組織がとても大きな破壊をもたらした。それらの害を除くような措置を可能な限り取っている。これに関する批判は我々の耳に届いている。これほど大きな事件の数万人もの責任者を中に含む、こうしたクーデター未遂では間違いは起こりうる。しかし、意図的ではない。当初からそう言っている。トルコは法治国家であり、復讐の感情で行動を起こしたりはしない。公正の範囲内で処置を行う。

■「これらはトルコの頭痛の種だ」

特にフェトフッラー系テロ組織(FETÖ)との闘いでは、ドイツから今まで以上の支援が必要になる。なぜなら、これらの組織がヨーロッパ諸国で悠然と活動を続けられているからだ。これらが今日のトルコの頭痛の種であり、トルコを悲しますものである。しかし、これらが将来全ヨーロッパの脅威になりうると確信している。このため対テロ闘争における協力関係が最重要である。シリアやイラクでイスラム国に対して展開している無慈悲な闘争では、ドイツの加勢が重要である。我々はこれを評価し、感謝している。我々の目的は、テロの撲滅と、あらゆる分野において二国間関係を強化する環境を作り上げることだ。

■「ドイツとトルコは伝統ある歴史を持つ2つの国だ」

ヨーロッパの安全はトルコと切り離せない。300万人の難民を抱えている。我々は、テロと軍事力の面でEUの防壁となり、その源で止める位置にある。このことが、EUに評価されるだろうと考えている。この話題も取り扱った。ドイツとトルコは伝統ある歴史を持つ2つの国だ。トルコにとって2番目に大きい貿易相手であり、輸出では第1位、輸入では第2位である。貿易規模は350億ドルにのぼる。ドイツの直接投資額でトルコは第6位に位置する。ドイツで生活するトルコ人の数は35万人にのぼり、トルコにルーツを持つドイツ人が最も重要な存在であると明らかにしたい。」

■メルケル首相の言葉の要点は以下のようである。

「親愛なるユルドゥルム首相へ、この難しい時期にこのような詳細な会談を行えたことをとても嬉しく思う。トルコ大国民議会を視察した際、クーデター未遂が生んだ破壊を見る機会があった。国民が民主主義のためいかに防いだのかも見た。今後の政治的措置で、表現・出版の自由と三権分立がどれほど重要であるか注意を払うよう望んでいる。心から望んでいる。このことに関して意見交換をした。これからも続けていくつもりだ。

テロの脅威を取り上げた。イスラム過激派のテロを。親愛なるエルドアン大統領にも言った。これはイスラム教徒に対する嫌疑ではない。この人々は人命を奪った。彼らは民主主義を消し去ることを望んでいる。この闘争を我々とトルコは共に行う。イラクでもペシュメルゲと共に対テロ闘争を行っている。我々はトルコを支援している。この点でトルコが大きな負担を負っていることはわかっている。ドイツではPKK(クルディスタン労働者党;非合法) がテロ組織の認定を受けている。ドイツ内務大臣らとはこの件で連絡を取り続ける。」

一問一答

ビザ免除の件
メルケル:この件については大きな収穫があり、大きな歩みを進めた。しかし今なお、取り組まなければいけない課題がある。たとえば、対テロ闘争に関する法の改正だ。このことに関しては、密度の濃い会談を行う。親愛なるユルドゥルム首相と、この会談を進めていく必要性について話した。

■ドイツの対PKK支援に関する件

(アナトリア通信記者「ドイツの対PKK支援は議題となったのですか」)

メルケル:PKKとそれに繋がる組織に関して話した。もちろん調査・追求していく。今後の方針を策定している。ドイツでもPKKをテロ組織と認定して法的に禁じている。トルコが我々に伝えたケースについては慎重に調査する。

ここでPKKの攻撃が発生した場合、このような組織がほかの場所で自由に活動することに関して、トルコ国民はもちろん敏感に反応するだろう。

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(翻訳者:神谷亮平)
(記事ID:42095)