HDPアフメト・チュルク氏、釈放
2017年02月03日付 Hurriyet 紙

マルディン広域市のアフメト・チュルク共同市長に対し、釈放の決定が出された。この決定は、アフメト・チュルク共同市長の弁護士が発表した。同市長は釈放後初の会見において、「釈放とはなったが、喜びはない」と語った。

マルディン県の共和国主席検察庁が進める捜査において、以前、市長職を解かれた後に逮捕されたマルディン広域市のアフメト・チュルク前共同市長が逮捕を無効と主張したことに対し、マルディン県簡易刑事裁判所は同氏の釈放を決定した。

健康上の問題から以前に逮捕保留の裁判のために出廷が命じられ、最終的にイスタンブル県法医学研究所へ移送されたアフメト・チュルク前マルディン広域市共同市長に対し、法医学研究所は「刑務所で滞在可能」との報告書を本日(3日)マルディン県裁判所に提出した。しかし、裁判所での検証において、チュルク前共同市長の病状が診断され、現在治療中であることも法医学研究所により明らかにされた。この件に関してコメントした弁護士のゼイネプ・ジェレン・ボズトプラク氏は、チュルク前共同市長が週3日は直筆署名をするために司法機関の監視下で釈放されると伝えた。さらに、チュルク前共同市長には国外への出国禁止が命じられた。

アフメト・チュルク前共同市長の弁護士らは、同氏の釈放を求めて簡易刑事裁判所に提訴した。釈放請求を検討した簡易刑事裁判所は、エラズー刑務所で身柄を勾留されているアフメト・チュルク前共同市長の釈放を決定した。

この決定がエラズー刑務所へ交付されたことを受け、アフメト・チュルク前共同市長が本日刑務所から釈放されることが予想される。

■釈放されたアフメト・チュルク前共同市長の初会見:「釈放はされたが、喜びはない」

アフメト・チュルク前共同市長は、釈放後初の会見で以下のように語った。「釈放はされたが、われわれに喜びという感情はない。国会議員の友人たち、われわれの党首、そして多くの知事ら、ましてや同じ雑居房で勾留されていたフラト・アンル氏との別れは容易なでものではない。私はこの国で共通の感情が形成されることを望む。この国には、今や共通の感情によって行動が起こされることが必要であり、問題をこの共通の感情によって解決していく時代がきたのだと私は考えている。私には健康上の問題もあったし、さらに勾留される法的根拠もなかった。正義が明示され、すべての友人らが自由になることを願う。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:42108 )