ヒュッリイェト紙、オルハン・パムク「国民投票にノー」インタビュー報道せず
2017年02月14日付 Cumhuriyet 紙


ノーベル賞作家オルハン・パムクは、ヒュッリイェト紙のジャンス・チャムルベルの行ったインタビューで、国民投票に対し「ノー」との考えを明らかにした。しかし、新聞社上層部は、この記事を公開しなかった。

ヒュッリイェト紙ワシントン支局長ジャンス・チャムルベルはノーベル賞作家オルハン・パムクのインタビューを公開しなかった。

T24のアリ・アスランギュルの報道によると、オルハン・パムクは月曜日に公開が予定されていたが、検閲を受けたインタビューで、憲法改正に対する考えを明らかにし、国民投票に対し「反対」であるという意見を述べた。

■デイルメンジ、「ノー」との発言で免職

ニュース番組Kanal Dのアナウンサー、イルファン・デイルメンジが「反対」と表明したことで、ドアン・メディア・グループから辞めさせられたことが大きな議論となる中、オルハン・パムクがヒュッリイェト紙へ行ったインタビューを公開しないことが決定した。

この決定後、ヒュッリイェト紙では毎週週初めに「向き合う月曜日」とのタイトルで執筆していたジャンス・チャムルベルのコラムは今週公表されなかった。

■パムク:国民投票にノーという考えを理由と共に明らかにし、公開されなかった

パムクは、「検閲と自己検閲に対する対抗綱要」へ行ったインタビューで、チャムルベルが国民投票に関して自身の考えを尋ねたと明らかにし、「私もノーと投票すると述べ、これを理由と共に明らかにした。報道は残念ながらその通りだ。最終的に記事は公開されなかった。」

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( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:42152 )