建築家協会アンカラ支部、天然ガス工場の解体中止を訴え
2017年03月01日付 Cumhuriyet紙

建築家協会アンカラ支部は、解体を始めたマルテペ天然ガス工場で発ガン性物質であるアスベスト(石綿)が見つかり、解体の際に必要な対策が行われていないと主張し、解体中止のために地方行政裁判所に訴えを起こした。アンカラの第7行政裁判所はこの訴えを受け、マルテペ天然ガス工場の解体を中止するよう命じた。


建築家協会アンカラ支部長テズジャン・ジャンダン・カラクシュ氏は、裁判所の前で、天然ガス工場と解体にかかる期間に関して話した。カラクシュ氏は、建物解体阻止のための訴訟が続いているとして、「建物を不用意に解体することはできない。アスベスト管理規則に沿った対策を取り、隔離させる必要がある。地域住民に知らせ、そこでは少しの粉塵さえ外に出さないようにしなければならない。解体は2月25日に始まり、どんな対策も取られていない状況だ。向かいにはアタテュルク高校、後ろにはガーズィー大学建築学部、駅舎もある。さらには、その日は国民投票の「イエス」キャンぺーンのため、アリーナには何千もの人が集まっていた。それなのに、何の対策も取られないまま解体を始めるのである。広域市のメリフ・ギョクチェク市長は、『我々は建物のアスベストを含む部分は壊していない。アスベストを含まない部分を壊した』と言っている。この発言を受けて、我々は月曜日に、ある民間企業と合意し、10-15の地点からサンプルを取った。このサンプルのうち4つの表面からアスベストが出た。今日も、ある公的機関によって採取されたサンプルを彼らに送った」と述べた。

■CHPのエミル国会議員(アンカラ選出):「アンカラにどれほどアスベストが広まったのか、我々は確かめられない」

CHP(共和人民党)のムラト・エミル国会議員(アンカラ選出)も、建物の中に350トンのアスベストがあると述べ、「この建物は、重機によって、何の規則にも従わず、周りの環境も全く考慮せずに解体されようとしている。この4日間でアンカラにどれほどのアスベストが広がったのか、我々は確かめることができない」と話した。

■アンカラ医師会ブルト会長:「アスベストは最も癌を誘発する物質だ」

アンカラ医師会のヴェダト・ブルト会長は、アスベストは最も癌を誘発しやすい物質であるとして、「このアスベストの中にはガンを引き起こす6つのミネラルがある。これらを壊すときには特別な方法で行わなければならない。その職人らは特別なマスクを着用し、周囲を特別な布で囲い、粉塵を吸いこむ機械を使わなければならない。その周りでは継続的に測定を行い、周辺住民には隔離対策について知らせる必要がある」と語った。

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(翻訳者:内山千尋)
(記事ID:42223)