北イラク・ペシュメルゲ部隊とPKK、24時間停戦
2017年03月03日付 Milliyet 紙


モースルのシンジャール郡で戦闘を起こしたペシュメルゲとテログループPKKとの間で24時間の停戦が決まったことが知らされた。

イラククルド人自治政府(IKBY)大統領メスド・バルザーニ氏の首席顧問であるヘミン・ハウラーニー氏は、モースルのシンジャール郡で戦闘を起こしたペシュメルゲとテログループPKK(クルディスタン労働者党:非合法)の間で24時間の停戦が決定されたと明らかにした。

ハウラーニー氏は、ツイッターのアカウントで、次のように発表した。「ペシュメルゲの指揮官とシンジャール郡にいるPKKとの間で行われた交渉の結果、戦闘が起きたシンジャール郡に属するシヌン地区で24時間の停戦合意に達した。ペシュメルゲとPKKの間における緊張状態を解決するため、5日にも会議が行われる予定である。PKKはペシュメルゲを阻止することを繰り返すべきではない。」

モースルのシリア国境における戦略的なシンジャール郡で、テログループPKKに属する軍隊とメスド・バルザーニ氏に近い、ペシュメルゲ省に属するシリア系クルド人ペシュメルゲ部隊の間で起きた戦闘で4人のペシュメルゲと3人のPKKテロリストが負傷していた。

テログループPKKは、2014年8月にイスラム国のシンジャール郡への攻撃を口実にして当該地域へ入り込んだ。PKKは、IKBY政府、IKBY大統領のメスド・バルザーニ氏と首相のネチルヴァン・バルザーニ氏の警告にも関わらず、まだ地域から撤退していない。当該地域に住むヤズディの人々もテログループPKKのシンジャール郡における存在を不快に思っている。ヤズディ関係者は発表を行い、PKKがシンジャール郡から出ていくよう望んだ。

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( 翻訳者:佐藤彩乃 )
( 記事ID:42240 )