シリア軍機、ハタイ近郊に墜落
2017年03月04日付 Hurriyet紙

シリア体制派に属するロシア製のMiG-21戦闘機が昨夜(3日)、ハタイの中心部から8km西のヤイラジュク地域に墜落した。捜索チームは9時間に及ぶ捜索を経て、パイロットで大佐の「メフメト・スフファン」を墜落機の残骸から約40km離れたところで疲弊した状態で発見した。パイロットは56歳で、国立病院脳神経外科で治療が続いている。ヌレッティン・ジャニクリ副首相は、操縦士が送還されるかどうかに関して会見を行った。一方、アナトリア通信の報道によると、スフファン操縦士の言葉として、飛行機でイドリーブ地域を攻撃するためラズキイェから飛行していたが、その際に攻撃されたと述べているという。

ハタイの中心部であるヤイラジュク地域に墜落したシリア戦闘機に搭乗し、パラシュートで脱出した操縦士は、明け方発見され、病院に搬送された。

目撃者がパラシュートで脱出したと述べていたパイロットのパラシュートは、アルトゥノズ郡郊外にあるファティクリ地域で、飛行機の墜落現場から約40km南で発見された。捜索に当たったチームは、パラシュート発見後、捜索活動をこの地域で集中的に行い、この地域で雨が振り地面が泥のようになったため、困難な条件のもとで捜索活動を続けた。軍警察と警察の特別機動隊は、9時間に及ぶ捜索活動の結果、パラシュートが発見された地点から約500m離れたところでパイロットを疲れきった状態で発見した。

パイロットはまずアルトゥノズ郡軍警察司令部に送られ、そこで救急車に乗せられて応急処置を受け、その後護衛を伴ってハタイ国立病院に搬送されて治療を受けた。この時、墜落した戦闘機が1人乗りであること、戦闘機に他の人間は乗っていなかったことが確認され、地域での捜索・救助活動が終了した。

■最初に「撃墜された」と述べていた

ハタイ国立病院脳神経外科で治療を受けたシリア人パイロットは、階級は大佐で「メフメト・スフファン」(56)という名だという。パイロットは背骨を骨折し、腹部と顔面を負傷しているという。パイロットの全般的な健康状態は良好で、睡眠をとったことが確認された。アナトリア通信の情報によると、スフファン操縦士の言葉として、戦闘機でイドリーブ地域を攻撃するためラズキイェから飛行したが、その際に撃墜されたと述べているという。パイロットはパラシュートで脱出した後、約500m歩いたという。


ハタイで墜落した戦闘機に乗っており、明け方発見された氏名不明のパイロットは、脳震盪を起こした可能性があるとして、ハタイ国立病院脳神経外科で治療を受けた。パイロットの治療が続いている脳神経外科では広範なセキュリティ対策が取られ、警察と軍警察が病院周辺で厳重な警戒を続けている。軍警察のチームは、墜落した戦闘機の残骸が発見されたヤイラジュク村周辺に安全な避難経路を作った。地域への出入りは管理された状態で行われている。同時に、戦闘機の残骸はロシア軍関係者によって調査されると言われている。

■今後の方向性は?

ヌレッティン・ジャニクリ副首相は、ハタイの中心部アンタキヤ郡ヤイラジュク地区郊外に墜落したシリア所属の戦闘機からパラシュートで脱出したパイロットの送還について、「現時点でパイロットの治療が続いている。事件全体を解明した後、この件に関しても決定を下す予定だが、現在は事件が起きたばかりだ。何の目的で、どのようにトルコ国境に墜落したのか、戦闘機が、パイロットを乗せて墜落したのか、何の任務や活動の枠組みでこのあたりで発見されたのか、これらの問題を全て明確にし、詳細が分かった後で、これに関する決定も後日下されるだろう」と述べた。

ジャニクリ副首相は、ハタイ県庁で新聞記者らに会見を行い、夜の間に起こった進展について話し、パイロットの生命に異常がないことを述べた。
ある新聞記者のパイロットの送還に関する質問に対してジャニクリ副首相は、パイロットが数カ所骨折しており、治療が続いていると述べた。
ジャニクリ副首相は、この件に関する問題は後日解明されるだろうと述べ、次のように話した。
「現時点でパイロットの治療が続いている。事件全体を解明した後、この件に関しても決定を下す予定だが、現在は事件が起きたばかりだ。何の目的で、どのようにトルコ国境に墜落したのか、戦闘機が、パイロットを乗せて墜落したのか、何の任務や活動の枠組みでこのあたりで発見されたのか、これらの問題を全て明確にし、詳細が分かった後で、これに関する決定も後日下されるだろう。現時点での状況はこの通りだ。」

■何が起こったのか?
ハタイ県サマンダー郡ヤイラジュク地区の郊外に、18時30分頃轟音が聞こえたと述べる村人は、軍警察に通報した。アマノス山脈の裾野に墜落した戦闘機のパイロットがパラシュートで脱出したという情報にもとづき、捜索・救助チームが派遣された。

■アタ知事:残骸に接近した

ハタイのエルダル・アタ知事は、シリア機の残骸に接近したと説明した。アタ知事は、ヤイラジュク周辺のアマノス山脈の裾野で発見された戦闘機のコックピット部分は空で、パイロットは脱出したと考えていると述べ、「軍警察のチームと医療チームが戦闘機の残骸に接近した。戦闘機のコックピットは空だった。パイロットらは脱出したと考えている。軍警察と治安部隊、災害危機管理庁(AFAD)のそれぞれのチームがパイロットの捜索と救助の作業を行っている」と話した。戦闘機の残骸が見つかった地域は軍警察によって規制線が引かれ、地域への出入りは禁止された。


MiG-21は、ソ連でミコヤーン・グレーヴィチの設計局によって設計・製造された超音速ジェット戦闘機である。MiG-21は1959年から1985年の間にロシアで製造された。

■まずパラシュートを発見

ヤイラジュク地区郊外に墜落したシリア所属の戦闘機のパイロットのものと思われるパラシュートが、アルトゥノズ郡で発見された。治安部隊はこの地域でパイロットを発見できず、捜索活動を強化した。

■パイロットに接近

チームは、戦闘機のパイロットを9時間に渡る捜索活動を経てパラシュートが発見された場所から約500m、残骸からは40km離れた地点で疲れきった状態で発見した。
シリア国籍であるとされ、氏名はまだ明らかになっていないパイロットは、捜索チームによってアルトゥノズ郡軍警察司令部に移送された。
パイロットはここで救急車で応急処置を受け、その後ハタイ国立病院で治療を受けた。
戦闘機は一人乗りで、他のパイロットは乗っておらず、地域での捜索活動が終了したと述べられた。


ハタイの中心地アルトゥノズ郡ヤイラジュク地区郊外に、シリアのものと見られる戦闘機が墜落した後、アルトゥノズ郡エネク地区で戦闘機のパイロットのものとされるパラシュートが発見された。

■目撃者の証言

この時、戦闘機の墜落した地域に最初に到着したヤイラジュクの住民は起こったことを説明した。地域の住民の1人、スュプハン・ポラトさんは、戦闘機の残骸が発見された地域に最初に行った1人だと述べ、「友人たちと走って到着した。兵士が来る前に私たちが到着し、コックピットまで見た。パイロットの痕跡はなく、実は私たちはけが人がいると聞いて行ったのだが、けが人の類は見当たらなかった。コックピットを見つけたが、コックピットは燃えていた。いくつかの弾と対空ミサイルがあった。爆発していたそうで、私たちも爆発するかもしれないと思い遠ざかった。そうこうする間に兵士と医者がやって来た」と話した。

■パイロットの武器を発見

地域の住民の1人、ケマル・ドウさんは、「戦闘機は松林の中に墜落し、私はそこで武器を見つけた。兵士を探し、兵士に何も触るなと言われた。戦闘機はその時まだ燃えていた。兵士たちがやってきて、AFADの職員がやってきたので、彼らに渡した。パイロットは見つからなかった」と話した。


ハタイ県庁の公式インターネットサイトで行われた記者会見で、墜落した戦闘機の残骸の写真も公開された。

■反体制派が攻撃したと主張

ハタイで墜落したMiG-21戦闘機は、シリアの反体制派が地上から放った砲撃で攻撃されたと言われている。主張によると、戦闘機はハタイ県アルトゥノズ郡から約10km離れた地点にあるシリアのマアッラト・ミリン村郊外で反体制派によって攻撃されたという。地上に近い距離から飛んだ戦闘機は、機関銃で発砲され命中したと述べられた。

■「墜落した戦闘機は古いものだった」

ロシアの報道各社に語ったシリア人のある軍の情報筋は、ハタイのサマンダー郡近郊で墜落したシリアの戦闘機は古いものだと述べ、「技術的な問題で墜落の可能性は高い」と説明した。

■警察装甲車両が横転

ハタイ県警察局特別機動担当局のチームを乗せた装甲車両は、アマノス山脈で墜落したシリアの戦闘機の残骸を捜索する際、横転した。車両に乗っていた警官8人は、この事故で負傷することなく救出された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:永山明子)
(記事ID:42244)