独・土外相会談、対立解消へ一歩
2017年03月08日付 Hurriyet紙


アンカラ-ベルリン関係の「会議」危機を切っ掛けとした緊張の後、メヴリュト・チャヴシュオール外務大臣とジグマール・ガブリエル外務大臣が会談した。ドイツの首都ベルリンでの対談は1時間半に及んだ。二人の大臣は別々に記者会見を行った。ガブリエル外務大臣は、トルコとドイツの関係が「一歩一歩」修復されるよう、チャヴシュオール氏と見解の一致に至ったと述べた。チャヴシュオール大臣は、「ガブリエル氏は良い考えと願望を、ドイツの要望を誠意を込めて伝えてくれた。わが友ガブリエル氏をトルコでもてなすつもりである」と述べた。さらに、「私たちは今まで全く、ドイツでの選択で肩を持ったことはない。ドイツも肩を持つべきではない。「反対」にも「賛成」にも傾倒すべきではない。私たちは誰の選挙にも内政にも干渉してはいない。友から望むことはこれである」と話した。

チャヴシュオール外務大臣はベルリンのホテルでドイツのガブリエル外務大臣と朝食を共にした。会談は1時間半にわたった。ガブリエル外務大臣はその後外務省へ向かい、記者会見でチャヴシュオール氏と行った対談が「良い、真摯な、友好的な」雰囲気だったが、苦労したと明かした。

ガブリエル大臣は、ナチス・ドイツ時代と比較されることがドイツの「レッドライン」であると述べ、「緊張はドイツにもトルコにも損害をもたらす」と表現した。

また、アンカラ‐ベルリン関係が「一歩一歩」修復されるようチャヴシュオール大臣と見解の一致に至ったと述べた。このように 「緊張」期を乗り越える際に「良好な関係の維持が重要である」と強調し、「私もトルコの外相も通常へ戻ることを望んでいる」と話した。

■チャヴシュオール大臣の発言

チャヴシュオール大臣も、記者会見を開き、ドイツ外相と行った会談に関して発言した。

チャヴシュオール外務大臣の発表は以下の通り。

この一年にドイツで起こったトルコ人コミュニティを標的にした組織的な圧力に不快を感じており、トルコ人コミュニティも非常に影響を受けていて、根本的にドイツの移民統合政策に矛盾している、と言及した。

トルコに対する組織的な中傷キャンペーン、まるで我が国の大統領を嫌悪対象にもたらすこと、全体的なトルコへの攻撃、ドイツでPKK(クルディスタン労働者党;非合法)や他のテロ組織の自由な活動、といった不快感を抱いている諸問題を今朝話題とした。

■友から望むもの…

[国民投票の問題で]反対の立場の者たちはドイツであらゆる活動を行っている。その活動は援助を受け、一部地域では自治体が協力している。しかし、「賛成」に向けてキャンペーンをしようとしている者たちは阻止されている。これは民主主義に相応しくない。私たちはドイツの選択でいずれかを支持したことは全くない。私たちはただトルコ人へ「統合されなさい、市民権を得なさい」と言っただけである。もちろん選挙、被選挙権も含まれる。選挙で私たちは全く中立だった。ドイツも(トルコの選択に関して)中立であるべきだ。「反対」にも「賛成」にも傾くべきではないのだ。私たちは誰の選挙にも、内政にも反対はしていない。 友たちに望むことは以上のことだ。今朝の会談に関し我が友ガブリエル氏に感謝している。

ガブリエル氏は良い考えと願望を、ドイツの要望を誠意を込めて伝えてくれた。わが友ガブリエル氏をトルコでもてなすつもりである。

これらは、ドイツ政府が法律の枠内で準備した会談であった。レジェプ・タイイプ・エルドアン閣下を含め、首相や閣僚たちととともに他の全関係者たちは、このキャンペーンを前にして、ドイツ政府に対し好意的な姿勢でいる。

トルコの政治家たちはドイツの内政に干渉するためではない、単に有権者に選挙権を持つ人びとに対し、今までの選挙同様に、今回の国民投票でもどの政治家も自身の考えを伝えたい者はドイツに来てこれを行いうる、と信じている。なぜなら、ドイツは民主主義の国である、と思っているからだ。

■新聞記者デニズ・ユジェルのトルコでの逮捕

これは法的な問題であり、法と関連している。そして彼の釈放は、政治には関係していないし、新聞記者たちとも関係ない。捜査と関わる問題である。あなたたちは新聞記者であることと関係しているのかと問うた。職を理由に逮捕されたのではない。問題はトルコにおける法的なものである。私は司法の専門家ではない、一大臣である。その新聞記者の釈放はトルコの法に基づく。

質問:友でいるか、いないかについて決断する必要性について述べられました。あなたはドイツに向けてこの言葉を使ったのですか?この批判をドイツ外相に伝えましたか?議論が継続する中、どんなメッセージをドイツへ伝えたのですか?厳しい批判を彼らにもしたのでしょうか?

ドイツはトルコでのあらゆる展開に関して発言を行う必要性を感じている。法治主義、民主主義と関わることであれ。ここに私達の立場との差異が見える。ドイツで次のことが見える。毎日すべての、または沢山の政治家、メディア、地方行政関係者がとても厳しく、否定的な態度をトルコへ向けてとっている。これらは受け入れら れるものではない。トルコへ向けたイスラム嫌悪の傾向、これはただ敵対心を増長させる傾向を育む。これらと共に、不寛容を育むと考えている。

質問:「決断をするべきだ、トルコは友なのか、挫かれるのか」とおっしゃられました。詳細をご説明貰えますか?

友、同盟者でさえ、多くの問題で異なる考えを持ち得る。何にでも同じ意見をもたなければならないのではない。政治の局面で時々敵対が生じることは、私たちも感じていることだ。ドイツ人の友たちに、トルコを敵と親友どちらとして見ているのか、私たちは敵でなく親友としてとらえている。インジルリキ基地をドイツ軍に開放している。

質問:大統領の集会の日程は話題に上りましたか?日程ははっきり決まりましたか?バフチェリ民族主義者行動党(MHP)党首も参加するという方向の情報はありますか?

大統領がどこで集会を行うかは明らかではない。この問題は場所について話題に上った。しかしまだ日程は決まっていない。我らのエルドアン大統領がドイツに行った際に必要なあらゆる対策を当然ながら取るつもりである、と伝えられた。


デヴレト・バフチェリ閣下は、指導的政治家として、ドイツでのこの一連のキャンセルと圧力に不快感を示し、私も同行しうると言った。私としては、これは指導的政治家にふさわしい態度である。当然だが、二人のリーダーが同行したら、どんなに素晴らしいだろうか。これは国の姿勢を象徴する訪問になる。

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(翻訳者:岩田紗知)
(記事ID:42262)