二重国籍者の投票阻止!―ブルガリアでトルコ系住民の入国妨害
2017年03月21日付 Hurriyet紙


ブルガリアで日曜日に行われる総選挙を前に、一部の政党は「トルコで生活する二重国籍者がブルガリアへ入国し投票することは望まない」と述べ、エディルネ県に位置するカプクレ国境門とハムザベイリ国境門、及びクルクラーレリ県のデレキョイ国境門の反対側にあるマロトゥルノヴォ国境門の道路を封鎖した!

ブルガリアで日曜日に行われる総選挙には、トルコ人が設立した、HÖH(権利自由行動党)と、DOST(責任自由寛容のための民主主義者党)も参加する。選挙前の今日、カプクレ国境門、ハムザベイリ国境門、そしてクルクラーレリのデレキョイ国境門の反対側、すなわちブルガリア側にそれぞれ位置するカピタン・アンドレエヴォ国境門、レソヴォ国境門、そしてマロトゥルノヴォ国境門の入り口で、ブルガリア人たちが妨害行為を行った。

■チェーンで妨害!

ブルガリアの一部政党の一団が、カピタン・アンドレエヴォ国境門の入口に集まった。手にブルガリアの国旗を掲げた抗議者らは、道路にチェーンを張り巡らし、車のタイヤを使ってバリケートをつくった。抗議者らは、日曜日に行われる選挙で、トルコで生活する二重国籍者がブルガリアへ入国し、投票することに反対だと述べた。

■長時間、通行許可が与えられず

ブルガリア警察は、地域で厳戒態勢をとり、抗議活動の影響により、ブルガリアからトルコへの車両通行に対しては、長時間許可が与えられなかった。カプクレの税関職員らは、税関では何の問題もなかったことを明らかにし、ブルガリア方面への車両通行は通常通り続けられていると話した。

■抗議は4時間続く

カプクレ国境門の向こう、ブルガリア側にあるカピタン・アンドレエヴォ国境門での抗議デモは、およそ4時間続いた。
声明が出され、「我々は、ブルガリア語を知らない人がブルガリアで投票することを認めない。ブルガリアでお金を使わない、他の国を選んだ人々に、この国で投票してほしくない。我々はこれに何年も耐えてきたが、今回の選挙で終わりだ。トルコの政党にブルガリアを指導させたくない。内政干渉はいらない」と述べた。この声明を出した後、抗議者らは道路に巡らせた鎖と、タイヤを片付けて去っていった。明日もこのデモを続けるという。

■ブルガリアとの関係が緊張

アンカラとソフィアの関係は、ブルガリアで3月26日に行われる総選挙のために、ここ数週間緊張した関係にある。
二国間の関係は、ブルガリア政府がブルガリアでの選挙に干渉したとしてトルコ政府を非難し、悪化していた。これにより、ブルガリアの外務大臣が在アンカラ大使ナデジダ・ネインスキー氏を対応協議のためソフィアへと呼び戻した。
そしてブルガリアでは、アンケートで優勢の2政党の指導者が、トルコへの呼びかけを行った。
ドイチェ・ヴェレのトルコ語放送の報道によると、BSP(ブルガリア社会党)のコーネリア・ニノヴァ(Kornelia Ninova)党首は、「我が党は、外国の内政干渉を断固拒否する」とし、トルコの権力者が特定の政党に投票するよう呼びかけることは許されないと述べた。

中道右派のGERB党(ヨーロッパ発展のためのブルガリア市民)指導者で、元首相のボイコ・ボリソフ氏も、トルコの介入は不快だと述べ、「この介入は認められない」とつつも、「ただし、外交は重視しなければならない。トルコが我々の隣人であることを計算に入れて行動しなければならない」と語った。

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(翻訳者:大畠梨紗子)
(記事ID:42327)