ノールーズ会場で不審者、警察により射殺
2017年03月21日付 Cumhuriyet 紙


ディヤルバクルの中心バーラル郡で21日、民主的諸地域党(DBP)、民主社会会議(DTK) 人民の民主主義党(HDP) が主催するノールーズの祝いが行われる広場へ朝、ナイフを手に入ろうとし、バックパックの検査から逃げ始めた一人の青年が警官に射殺された。

ディヤルバクルでノールーズの祝いへの参加者たちは朝早い時間からバーラル郡のノールーズ公園に集い始めた。約5千人の警官が警備にあたり、周辺は前日から柵で囲まれた広場へ朝、数ある検問所の一つから入ろうとし、手にナイフを所持していたといわれる身元不明の人物が警察官と口論となった。バックパックの検査を拒否したその人物が警察官の「動くな」との警告と同時に逃げ始めたため、警官は発砲した。重傷を負ったとして救急車で病院へ搬送された容疑者は亡くなったという。

■知事の声明

ディヤルバクル県庁は本件に関し文章で声明を発表した。県庁は、ノールーズのイベント集会場へ入ろうとしたバックパックを背負った人物が、広場の警備をおこなっていた治安部隊の職務質問を拒否して、「私のバックには爆弾が入っている。全員殺してやる」と話しながら治安部隊にナイフで攻撃したという。声明の続きは以下の通りである。

「その人物は(集会場の)舞台に向かってまっすぐ走り始めた。そして、治安部隊のあらゆる警告にもかかわらず、手にしたナイフを離さず、広場へ向かって真っすぐに走り続けた。この人物は自爆犯である可能性が考えられたことから、広場にいた参加者の安全を考量し、検問所で治安部隊が介入した。事件発生後、容疑者は負傷し舞台(周辺)に呼ばれた救急車で病院に搬送されたが、病院でおこなわれたあらゆる手当にもかかわらず、命を落とした。この件に関連し、 ディヤルバクル首席検事局による多方面からの捜査が始められた」。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:42330 )