炭入り練り歯磨きの歯における影響─歯を白くする歯磨き粉にどんな影響が?
2017年03月12日付 Jam-e Jam 紙


 開業歯科医のモフセン・ホセイニー氏は、「歯を白くする練り歯磨きには二酸化ケイ素(シリカ)が使用されており、過度の利用は時間経過とともに、許容限度を越える歯のエナメル質の摩耗を引き起こす」と述べた。

 ファールス通信から引用した本紙によると、ホセイニー氏は、歯を白くする歯磨き粉の使用による影響ついて、「薬局や雑貨店に陳列されている歯を白くする歯磨き粉は、歯に悪影響をもたらすことがある」と述べた。

 彼は、「一般に、このような歯を白くする歯磨き粉には二酸化ケイ素が使用されており、歯のエナメル質の許容限度を超える摩耗を引き起こすことになるだろう」と説明した。

 「許容限度を超えて歯がすり減ると歯が知覚過敏症になり、場合により歯内療法せざるを得なくなるだろう。この歯磨き粉の過度の使用は、徐々に歯のひび割れや破損の下地を築くことになるということに留意しなければならない」と、ホセイニー氏は述べた。

 彼は、「歯を清潔にするための最もよい方法とは、歯を摩耗させない、[訳注:除菌という]その役割の基本を紫外線療法[詳細不明、日本では紫外線を照射する歯ブラシ保管ケースが販売されている]にまかせる歯磨き粉を使用することである。ただし、この種の歯磨き粉でも、ほんのわずかではあるが歯に影響を与えている」と提言した。

 またホセイニー氏は、歯を白くするジェル剤の影響について「歯を白くするジェル剤にはリン酸が使用されており、歯の着色の一部に影響を及ぼすこのジェルは、歯の色を明るくする。実際に、このジェルを歯科医が適切に使用するならば、歯への影響がないばかりか、むしろ歯が清潔になることで歯の強化にもつながる」と述べた。

 彼は、炭入り練り歯磨き粉の歯に及ぼす影響について「この種の歯磨き粉も、歯の表面を削るような作用があり、たしかに歯は白くなる。また、この歯磨き粉には歯科製剤が用いられているため、歯を白くする歯磨き粉と比較すればこの歯磨き粉の被害は非常に少ない」と述べた。

 同歯科医は、終わりに提言として「もし自身の歯を白くしたいならば、歯科医に診てもらい、漂白のような方法を用いる方が良い。歯科医も時には歯を白くする研磨剤を使用するが、それは歯自体が生きておらず、神経が無いため歯が変色してしまってる場合で、通常、神経が生きている歯には適用しない」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:AI )
( 記事ID:42367 )