クルチダルオールCHP党首「無制限な権限は悲劇生む」
2017年04月02日付 Hurriyet紙


共和人民党(CHP)党首であるケマル・クルチダルオール氏は、大統領制をもたらす新しい憲法に対する国民投票に関して、「ある有名な広告があった。それは、『コントロール下にない権力は、権力ではない』というものだ。コントロール下にない権力は、悲劇を生む。民主主義が存在する理由は、権力をコントロールすることにある」と述べた。
共和人民党のケマル・クルチダルオール党首は、シシリでの第二地区区長らとの会談において、以下のように語った。


■これは、一種のクーデタープロセスだ

「現行の憲法には変更の必要がある多くの条項があり、この件に関しては、2会期前に、4つの政党が、基本的な権利に関する60の条項で合意に達した。つまり我々は、交渉し合意するこができるのだ。憲法のみでなく、80年クーデターの法律も変更する必要がある。選挙における10%の最低得票率の撤廃も求めている。1%でも票を得た党の党首は、トルコ大国民議会において語るべきである。政党法も変える必要がある。これに類似した法整備が必要であり、それらは急を要する。

トルコ大国民議会の議長は、選挙で選ばれた国会議員であり、トルコ大国民議会により選ばれている。全ての党に対して、中立である。

トルコに大統領が不在の時、あるいは、離職したとき、トルコ大国民議会の議長が代わりを務める。しかし新憲法においては、トルコ大国民議会の議長は代理を務めない。誰が務めるのか。選挙で選ばれていない副大統領が代理を務めるのだ。選挙で選ばれていない人が、トルコを代表することがあっただろうか。クーデターの時代だ。ケナン・エヴレンは選挙で選ばれただろうか。違う。彼は『トルコを代表している』と語った。そして失敗した。では、この新しい憲法により、トルコは新しいクーデターのプロセスに向かうのか。そうだ、異なるクーデタープロセスの中に入っている。8000万人の意思を一人に託すことは、正しいことであろうか」

■最高裁だけでも160人のギュレン派が任命されていた

2010年の憲法改正は、トルコを7月15日クーデター未遂事件へと向かわせた。最高裁だけでも160人のギュレン派が任命されていた。どうなったか。その憲法は、国民投票により定められた。大部分は、未だに刑務所にいる。それでは、(最高裁に)任命した方はどこいるのか。任命した方(注:エルドアンを指す)は、『私たちにさらに権利を与えろ、80年クーデターの憲法より広範な権利を与えろ。更にいえば、一人の人物に与えろ。私が望む通りに統治する』と述べている。オスマン帝国の時代においてさえ、最高権力者はこれほどまでの影響力はなかった。141年の議会という伝統があるのだ。なぜそれを諦められようか。

■外国資本が逃げる

この憲法改正が実見すれば、外国資本が逃げるだろう。外国資本は、この土地で投資を行わないだろう。法律がないのに、なぜ来るのだろう。資本の保障も、生命の保障もない。実業家らは、外国に逃げようとしており、(外国で)家を買い、仕事場を移している。工場がルーマニアやブルガリアへ移されるのを、私たちは目撃するだろう。考えるときである。先入観だけで投票に向かうべきではない。一人の人を好きになることも、一つの政党を好きになることも、その政党のメンバーになることもあり得る。しかし、この問題は人や政党に関係はない。民主主義では権限はコントロールされるために存在する。ある有名な広告があった。それは、『コントロール下にない権力は、権力ではない』というものだ。コントロールされない権力は悲劇をもたらす。民主主義の存在理由は、権力をコントロールするためだ。憲法が存在する理由は何であったか。政府の権力に対して、国民の権利を守るためである」

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(翻訳者:白尾みさき)
(記事ID:42407)