イラン中央銀行総裁「通貨デノミネーションに2年は必要」
2017年04月02日付 Jam-e Jam紙


 イラン中央銀行ヴァリーオッラー・セイフ総裁によると、イランの通貨改革には少なくとも更に2年は必要であり、「米ドルに代わる為替通貨は海外との貿易で基本的な役割を果たし、かつ安定したものでなければならない」と述べた。

 しかしジャーメ・ジャム紙によれば、セイフ氏はメフル通信社との取材で、デノミネーションと今年度予算にこの問題が含まれていないことについて、「政府はデノミネーションについての議会承認も受けておらず、またそのような意向もない」と語っている。

 彼は、続けて「中央銀行は、政府に未だ策定中の法案を送った。その条項の一つで、「イランの通貨単位は何か」という内容が提起されている。ここでは、国民がイランの通貨単位はトマーン[訳注:1トマーン=10リヤール]であると考えているのに、なぜ政府はリヤールと呼称しているのかについて議論されている。この条項において、我々はイランの通貨単位をトマーンにすべきという結論に至った。もちろん、このことはまだ決定事項ではなく、まず議会に提出しなければならない。そのため、現在デノミネーションの予定はない」と述べた。

 セイフ氏は、以下のように説明している。「長きに渡った経済制裁によって、紙幣の0の数は増えた。インフレ率が落ち着けば、デノミネーションも可能になる。」

 彼は、ここ1、2年[原文ママ]のうちにデノミネーションに向けたよい条件が整うだろうした上で、「今現在、目の当たりしているインフレ率が、もう2、3年持続すれば、デノミネーションの条件も整うだろう」としている。

 セイフ中銀総裁は、イランの通貨変更についての見解と、どのような通貨がドルの代替となりうるのかという質問について、「現在調査中で、このことは中央銀行内で検討している。大切なのは、どの通貨が代替為替通貨として使われるか、ということだ」と述べた。

 同総裁は続けて、「[米ドルの]代替為替通貨となる為替通貨には、ニつの条件が絶対に必要である。一つ目は、我が国の輸出入において重要な役割を果たし、大きな利益をもたらすものであること。二つ目は、為替通貨それ自身が強固で安定したものであること。そのため、我々中央銀行が、この問題について調査しているところである」と述べた。

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(翻訳者:AF)
(記事ID:42452)