欧州議会最大会派「トルコとの交渉終結」を提案
2017年04月21日付 Cumhuriyet紙

欧州人民党グループ議長マンフレート・ウェーバー氏は、6月のEU首脳会議でトルコのEU加盟交渉を終結させることを提案した。

欧州議会における最大会派である右派の欧州人民党議長マンフレート・ウェーバー氏は、トルコとの加盟交渉を終結させることについての議論でEU加盟国への圧力を強めている。

ドイツのデア・シュピーゲル紙で話したウェーバー氏は、「交渉の終結は6月に行われる次の通常議会で実現させるべきである」と述べた。

ドイチェ・ヴェレのトルコ語の情報によれば、EU政府と首脳陣は、6月23日にブリュッセルで会議を開く予定である。ウェーバー氏は、「トルコと立場を基本的に調整しないかぎり、議会で将来的に関税統一やビザ自由化と関連した事柄を我々は承諾しないだろう」と述べた。

■関税統一の拡大も遅れることに

しかし、2つの問題は近くに予定されている欧州議会の議題に上げられていない。欧州委員会は関税統一拡大の計画のために加盟国からまだ交渉権限を得ていない。トルコに対するビザ自由化の問題も、トルコ政府がEUから要求されている7つの条件をまだ満たしていないため、凍結された状態にある。

トルコ外相は、木曜日に行った発表で、ビザ自由化の問題について新しい草案を用意したこと、また、それをEUの有権者に提出する予定であることを明らかにした。
外務省は、もはやこの問題が1つの決定に結びつけられる必要があることを述べ、「どうなろうとも、一刻も早く結論が出されるべきである」と発言した。死刑制度の復活について、EUの交渉を終結させる方向での発表に対しても発言したチャヴシュオール外相は、「長年トルコで死刑はなかった。それなのになぜ、その時あなた方はトルコのEU加盟を妨げたのか」と述べた。

欧州議会は11月に拘束力のない決議で、2005年に始まった加盟交渉を一時的に凍結させることを決定した。ウェーバー氏は、デア・シュピーゲル紙で述べた発表で「トルコとの関係で長年続いた嘘の1つ、つまりトルコがEUのメンバーになれるかもしれないという妄想を終わらせなければならない」と発言した。

■ハート氏:このような一歩はトルコから来るべきだ

ドイツキリスト教民主同盟のユルゲン・ハート氏は、扉がEUによって閉じられないようにと警告した。ハート氏は「このような一歩はトルコからあるべきだ」と述べた。

ドイツ連邦議会の外交問題委員会議長のノルベルト・レットゲン氏は、加盟交渉の停止について見解を述べた。レットゲン氏は「麻痺状態でのEU加盟候補国という状態から解放される時が来た」と述べた。

これまでに、トルコとEUの交渉が終結させられるという提案をオーストリアのみが承認している。他のEU加盟国のうち一部の政治家は、交渉が公式に終わらせられれば、トルコをヨーロッパからさらに遠ざけることになり、また、国内のヨーロッパ支持の勢力をさらに弱めることになるとして、反対を示している。

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(翻訳者:佐藤彩乃)
(記事ID:42541)