エルドアン大統領「専制でもなんとでもいえばいい」
2017年04月22日付 Cumhuriyet 紙


エルドアン大統領は「『独裁者』と呼びたい者は好きなところにいけばいい、我々は暴君に対し声を上げる。この地域の四方で続々とムスリムが血を流す一方で権利を言わないのであれば、我々には責任がある」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、聖誕生週間活動で演説を行った。エルドアン大統領の演説の要点は以下の通り。

「大人が道を開いた戦争の精算をこどもたちに支払わせてはならない。シリアで殺害された100万人近い無辜の人々の声に耳を貸さないムスリムは、預言者の助言のうちどれに則していると認められうるだろうか?

『独裁者』と呼びたい者は好きなところにいけばいい、我々は暴君に対し声を上げる。この地域の四方で続々とムスリムが血を流す一方で権利を言わないのであれば、我々には責任がある。

ムスリムの間で有害な不和の蔦が蔓延っているとすれば、その責任は我々にある。(ミャンマーの)ライカン州、トルキスタン、カシミール、アフリカといった多くに場所で見られる光景は恥の源だ。シリアやイラクで起こっているのはムスリムによるムスリムへの抑圧である。イスラム世界で起こっていることへの無言は忌むべきことだ。パレスチナ問題が続いている最も重要な原因はムスリム自身の間にある対立ではないだろうか?

我々にも欠点はあるかもしれないが、我々の意図、おこなったこと、そしておこなおうと努めていることは明らかである。預言者の時代にはムスリムは一握りだったが、彼らのいた場所は安全な社会だった。ムスリムは国家運営から経済に至るまで広範な知識体系を持っているのだ。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:42544 )