文化観光省、偶像オークション中止求めニューヨークタイムズ紙に全面広告
2017年04月28日付 Hurriyet紙


文化観光省は、トルコから国外へ流出していたキリア・タイプの偶像がニューヨークにある有名なオークションハウス、クリスティーズによって競売にかけられた28日、ニューヨークタイムズ紙で全面で「公開状」を広告した。

省の発表によれば、調査により偶像がもともとトルコにあった物であり、非常に多くの地域に渡って類例があり、また、マニサ博物館で似たようなサンプルがあり、偶像が違法な手段で国外に持ち出された可能性が高いことが確認された。

■競売から下ろしてほしい

オークションハウスと接触して状況を説明した省は、作品が競売から外され、またトルコに返還されるよう求めた。善意に基づき外交的な手段を用いて行われたこの交渉に対し、オークションハウスから否定的な返答がされたことを受けて、省は法的手段を開始した。裁判所の下した判決によれば、作品はオークションハウスの出品として残す一方で、最も高額を出した者は60日間待たなければならない。これによって、クリスティーズ社は、60日間支払いを受け入れられず、作品を引き渡すことができない。クリスティーズの経営陣は、作品の競売を始めた時、「この作品はトルコ政府によって所有権の主張がなされている」 という説明をし、作品にトルコが全ての権利を保留していると明らかにした。

■感謝します。

省は同時に、作品が競売にかけられた日(28日)にニューヨークタイムズ紙で歴史的作品の密輸を注意喚起する公開状を発表した。公開状では、特に次のように言われた。

「2012年に芸術と思想の国際的文化変容の活動で紹介され、紀元後194年の『オルフェウスのモザイク』の返還の件でダラス美術館に感謝します。トルコのぺルゲにある発掘場所から出土した1800年の『疲弊したヘラクレス』像の一部を2011年に返還したボストン美術館、大理石の一部、古代の硬貨、大理石の碑文、両取手付きのつぼ、法典、そしてローマ時代の馬のレースチームを含む4,272点の文化的遺産の返還に関して、全ての個人コレクター、オークションハウス、大学に感謝します。」

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(翻訳者:佐藤彩乃)
(記事ID:42576)