人気お見合い番組、戒厳令法で禁止可能に
2017年04月30日付 Hurriyet 紙


お見合い番組を禁止するために、ここ暫く噂されていた措置が、非常事態特別政令(KHK)により講じられた。お見合い番組禁止のほか、栄養補助食品やそれに似たサポート製品が健康を謳った販売も、新たな政令によって制限された。制裁措置に従わない放送局には、1年以内に20以上の違反行為がある場合、5日間の放送禁止という罰が下される。

 ラジオ・テレビ高等評議会(RTÜK)が、毎週記録となる罰則を与えているお見合い番組が、KHKにより放送禁止になった。この種の番組に関し資格剥奪にまで及ぶ制裁的罰則に関する条項が追加された。

 昨日、官報の増補号で公布されたKHKとRTÜK法に「ラジオやテレビ放送サービスでは、友達を見つける目的で人々が知り合い、会わせる類の番組、栄養補助食品やそれに類いするサポート食品を含むいかなる製品も関係する規則に反し健康を謳っての販売・マー ケティング・宣伝、談笑・交遊関係・配偶者を見つけるといった電話番号とサービスを取り入れることを禁じる」という条項が追加された。

  一方で、6112号のRTÜK法の第32項目には、RTÜKがお見合い番組に罰則を与えた、「社会の国民的・精神的な価値、一般的モラルや家族の保護といった原則に反することはできない」という条項も加えられた。

第32項目の制裁措置には以下の主張が記載されている。

「放送サービスの原則に反し放送をする報道機関には、違反の重大さや放送環境や分野に鑑みて、違反行為が確認された月の1か月前の全商業通信収入の2-5%の罰金刑が下される。また、行政措置として、違反を犯した番組の5日間の放送禁止、オプション放送サービスでは違反を犯した番組がカタログから排除される、と判断される。違反行為の性質を鑑みて、この条項に応じて行政的罰金と同時に行政措置が下されると同様に、単に行政的罰金もしくは行政措置も下されうる。」

■資格剥奪について

ラジオとテレビに関して行われた変更は以下の通りだ。

「放送サービスに関する商業通信を扱う諸条項のうちどれか一つを、措置決定の通知以降1年以内に20回以上違反した報道機関の放送は、5日間禁止される。1年以内に同じ違反を繰り返した場合、報道機関の放送が5日から10日間禁止され、2度目の違反繰り返しの場合には、放送資格の剥奪と判断される。番組の放送や放送局自体の放送が一時的に禁止された報道機関が、措置決定通知にもかかわらず、決定要件に反し放送を続けた場合、放送資格は剥奪と判断される。

■栄養補助食品の広告禁止

ラジオやテレビ放送サービスでは、子供や若者の身体的、精神的、道徳的発達を害する可能性がある類いの内容を帯びる番組は、こういった番組が見られる時間帯に要保護者のロゴを用いるとしても、放送は禁止される。ラジオやテレビ放送サービスでは、友達を見つける目的で人々が知り合う類の番組、栄養補助食品やそれに類いするサポート食品を含むいかなる製品も関係する規則に反し健康を謳っての販売・マー ケティング・宣伝、談笑・交遊関係・配偶者を見つけるといった電話番号とサービスを取り入れることを禁じる。特別電子通信番号、444番号、似たような特別な内容があるサービスと関連した番号、特別費用を要する他の固定電話や携帯電話番号が使われる形で、視聴者やリスナーが誤ってあるいは不当な利益の原因となる競争、懸賞、宝くじ、それに類いする名称の下で、褒賞や景品を授けることはできず、この方法で商品の紹介、販売、マーケティングはできない。

■衛星放送がRTÜKの監督下に

トルコ共和国所有の衛星を通じてトルコ語でトルコへ向けて放送する、あるいは放送言語がトルコ語でないながらもトルコへ向けて商業通信放送をする放送組織は、この項目の他の節に関わらず、トルコ共和国の司法管轄下とされる。この組織は、トルコ共和国の司法管轄下である組織同様に、上級監督組織から放送資格を取得することが義務付けられている。

■家族ドラマをサポート

 放送サービスにおいて家族や子供の保護原則に配慮し、家族の一体と持続及び子供や若者の身体的、精神的、道徳的発達を支援する性質をもつ家族や子供の友情を扱う作品やドラマは、上級監督組織によって前年に施行された行政的罰金額の20%を越えないという条件で、家族社会政策省と共に明らかにされた手順と原則に従って推奨を行う。」

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( 翻訳者:川田知果 )
( 記事ID:42577 )