なぜウィキペディアがアクセス禁止に?
2017年05月03日付 Hurriyet紙


ウィキペディアがなぜアクセス禁止になったのか、調べものについて詳細な情報がほしくてもサイトへアクセスできない国民による問い合わせが続いている。ウィキペディアへのアクセスが禁止された後、ソーシャルメディアでこれが議論された。ツイッターでメイダン・ラルース※というアカウント名の持ち主は、ウィキペディアが禁止されたことについて、キャプチャとエスプリの効かせたツイートを発信した。
※訳注:”Meydan Larousse”とは、トルコで発行された百科事典の名前

トルコでは金曜日の朝、8:00に、世界最大のネット上の百科事典として知られるウィキペディアへのアクセスが止まった。なぜウィキペディアへアクセスできなくなったのかも明らかになった。ウィキペディア閉鎖を受けて、ツイッターではメイダン・ラルースがトレンドトピックとなった。何百人もの人々がメイダン・ラルースのエスプリの効いたツイートとキャプチャをシェアした。

世界最大の百科事典、ウィキペディアへのアクセスがトルコで禁止されると、ソーシャルメディアは大騒ぎになった。人々の寄稿によって作られる、誰でも編集可能な百科事典であるウィキペディアの、すべての言語バージョンへのアクセスが、トルコでは金曜日の朝8:00から不可能となった。電子政府ポータルで調べると、「お問合せのウェブアドレスには、現在のところ、裁判所の決定によるアクセス禁止令は出ていません」と表示される。

BTK(情報技術とコミュニケーション組織)の「サイト情報質問ページ」で調べると、今回、裁判所の決定なしに「行政措置」が適用されたことが分かる以下の文章が出てくる。
「法令5651条による技術分析と法的考察の結果、情報技術コミュニケーション委員会が下した2017年4月29日付の決議490.05.01.2017.-182198号に基づき、このインターネットサイト(wikipedia.org)に対して、同組織による行政処分が適用されている。
(英文:After technical analysis and legal consideration based on the Law Nr. 5651, ADMINISTRATION MEASURE has been taken for this website (wikipedia.org) according to Decision Nr. 490.05.01.2017.-182198 dated 29/04/2017 implemented by Information and Communication Technologies Authority.)

首相府の要求を以てアンカラ第一簡易刑事裁判所から与えられるウィキペディアの閉鎖に関する判決が明らかになった。
ハベルテュルク紙によると、閉鎖決定の理由は、シリア内戦を支援しているとしてトルコを批判する2つの英語のページが削除されなかったことだと強調されている。決定では2つのページ削除が行われれば、ウィキペディアへのアクセス禁止も撤廃すると述べられた。

理由書では次のように述べられている。
「インターネット検閲法第5651条の8項A号により、テロを賛美し、暴力や犯罪を推奨し、公の秩序と国家の安全を脅かす内容については、生きる権利と、個人の生命、財産の安全を守り、犯罪を防ぐためにその内容へのアクセスがブロックされる。従って、対象のインターネットサイトへの完全アクセスブロック措置という決定が同条項の第2文により承認された。このインターネットアドレスにある内容へのアクセスがブロックされれば目的が達成されることから、インターネットサイトwww.wikipedia.orgへのアクセスを完全にブロックするという決定が下された。」

■「私はトルコ国民に寄り添う」

世界最大のネット上の百科事典、ウィキペディアがトルコでアクセス禁止になった後、同サイトの創設者の一人、ジミー・ウェールズ氏が、ツイッターアカウントでコメントを発表した。ウェールズ氏のツイートでは、「情報へのアクセスは人間の基本的権利である。私はトルコ国民のこの権利を守る戦いに常に寄り添う」と述べられた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:内山千尋)
(記事ID:42599)