米国防相「PKKへの武器供与はない」明言
2017年05月11日付 Hurriyet 紙


アメリカ合衆国の国防長官マティス氏が、ビナリ・ユルドゥルム首相とロンドンで行った会談を、「誠実、透明、有益」と評価した。

マティス国防長官は、ロンドンでの会談の後、アメリカ合衆国の軍用機で記者に行った説明で、ユルドゥルム首相と、「誠実、透明、有益」な話し合いを行ったと明らかにした。国防長官は、アメリカ合衆国がテロ組織クルディスタン労働者党(PKK)/クルド民主統一党(PYD)へ武器供与を行ったことをトルコが憂慮しているのを認めているとし、トルコのPKKに対する戦いを援助していると訴えた。

マティス国防長官は、アメリカ合衆国とトルコが「この問題を通じて、トルコの安全、NATOの安全、イスラム国に対して続けている作戦に、必要な重要性を与えて解決するは」まったく疑いないと表明し、さらに、「過去にPKKへ武器を与えたことは一度もないし、これからも与えるつもりはない」と断言した。

アメリカ合衆国防衛省長官のマティス氏は、ビナリ・ユルドゥルム首相と、イギリスと国連がホストを務めたソマリ会議のために向かったロンドンで会談を行い、アメリカ合衆国がNATOの一員であるトルコを守るという拘束性を認めていると明らかにした。

アメリカ合衆国の国防総省(ペンタゴン)のスポークスマンであるダナ・W・ホワイト氏は説明を行い、「ユルドゥルム首相とマティス国防長官は安全問題について話し合うために今日ロンドンで会った。マティス国防大臣は、アメリカ合衆国がNATOの一員を守るという拘束性を認めている」と表明した。

ユルドゥルム首相も昨日、アメリカ合衆国がテロ組織PKK/PYDに武器支給すると決定したことに関して「トルコのこの問題における立場はとてもはっきりしている。どんな混乱もないと考えている。何があるだろうか?トルコは地域でPKKがテロ組織イスラム国に対して使用されることに反対である。このことをはっきりと相手側へ話した。あるテロ組織に使用して他のテロ組織を無くすことはできない。後に、そのテロ組織もあなたの頭を悩ますだろう。このことをアメリカはとてもよく知っている」と説明した。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領も、「我々の心配は5月16日にトランプ大統領と行う予定の会談でより詳しく、直接伝えるつもりだ」と話した。

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( 翻訳者:岩井美咲 )
( 記事ID:42645 )