ドイツとトルコ、インジルリキ基地をめぐる危機拡大
2017年05月15日付 Hurriyet紙

ドイツの情報通信社DPAは、トルコがインジルリキ基地にいるドイツ兵との面会を求めたドイツの国会議員らに許可を与えなかった、と報道した。ドイツのアンゲラ・メルケル首相のスポークスマンであるステフェン・ザイベルト氏は、国会議員のインジルリキ基地訪問が許可されなかったとし、インジルリキから退くため、代替え地を探すだろうと発言した。ドイツのメルケル首相からも似たような発表があり、「ヨルダンは選択肢のひとつ」と述べた。

トルコが面会をなぜ認めなかったのか、その理由は明らかにされていない。アナトリア通信の報道によると、外交筋は、ドイツ国会議員らのインジルリキ基地への訪問請求が「この時期に適当とみなされなかった」と述べた。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相のスポークスマンであるステフェン・ザイベルト氏は、ドイツが代替え地域にも目を向けていく、と話した。シーベルト氏はトルコが許可を与えなかったことは受け入れられないと明らかにしている。

ドイツのシュピーゲル・オンラインサイトは、ドイツ軍が「具体的に」インジルリキから退くことを計画していると報じた。記事では、トルコがドイツ国会議員を拒否したことを受けて、ドイツ政府が初めて具体的にトルコから撤退することを計画している、と報じられている。ドイツが今後2週間インジルリキに替わる場所となりうる基地を調査していく、と報道された。ドイツがインジルリキに替わる場所として考えている場所のなかには、ヨルダン、クウェート、キプロスの名前が挙げられている。一方で、ロイター通信に情報提供した、あるドイツ防衛省のスポークスマンは「最もよい提案」をヨルダンが示していると明らかにした。

ドイツのメルケル首相からも、「インジルリキ基地」に関する発言があった。ロイター通信の報道によると、メルケル首相は、「ドイツ兵たちのために、私たちはインジルリキ基地の代わりの場所を検討しなければならない、ヨルダンはその選択肢のひとつだ」と述べた。

ドイツは、2016年6月2日に、アルメニアの事件を「ジェノサイド」として認定し、トルコはこれに対抗して、ドイツ議員らがインジルリキ基地にいるドイツ兵と面会することに許可を与えなかった。ドイツのインジルリキ基地には、およそ260人の兵隊が駐在している。

■訪問は火曜日に計画されていた

連邦議会防衛理事会ヴォルフガング・ヘルミッヒ委員長と理事会のメンバーからなる一行は、イスラム国に対する戦闘における現状に関する情報を得るため、ドイツ兵らの職場環境に関する視察を行うためにインジルリキ基地を訪問したいと、少し前にトルコ政府に要請を行っていた。訪問は5月16日火曜日に実現されるよう計画が進んでいた。しかし、トルコ政府がその訪問に対して許可を与えなかったといわれる。

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(翻訳者:大畠梨紗子)
(記事ID:42665)