HDPデミルタシュ、和平提案か
2017年05月17日付 Cumhuriyet 紙

HDPで行われる党大会か、あるいははその後に、世論に向けて発表される「和平計画」をデミルタシュ党首が準備するであろうこと、そしてPKKに重要な提案が行われるといわれている。

政権の周囲で、最近HDP(国民の民主主義党)の内部で行われる新しい解決過程が始められると述べられる一方で、HDP内でもセラハッティン・デミルタシュ共同党首が重要な発表を行う準備をしているといわれている。HDPが5月20日に開く党大会か、またはその後に発表される「民主化・和平計画」が直接デミルタシュ共同党首によって用意されており、デミルタシュ共同党首がこの範囲でPKKへ明白な提案を行うであろうと見られている。政権の周囲で、HDPの内部にある新しいプロセスが始められると述べられており、一方HDPでも今週末行われる党大会で発表すると党運営から明らかにされている和平計画宣言の文書がどうなるかが重要になっている。同時に、党員に降格されたユクセキダー氏の代わりに新しい共同党首が選ばれるHDP党大会の翌日に、エルドアン大統領が党首になるであろうAKP臨時党大会で行われるスピーチがこの範囲で重要になり得るだろうといわれている。裏ではデミルタシュ共同党首は長時間刑務所内で和平計画を推敲しており、和平計画と同時に発表されるメッセージにはとても力強い訴えが含まれているといわれている。

デミルタシュ共同党首の和平計画ではPKKへ明白な提案を行うであろうことも、HDP内で話題となっていることの一つである。デミルタシュ共同党首が準備する和平計画で、HDPの新時代におけるロードマップが明らかにされ、政策をつくることもいわれている。一方で、ユクセキダー氏の代わりに決められる共同党首が誰になるのかという話で政党内部で最後まで議論されると見られている。HDPの情報筋は、ユクセキダー氏の代わりに就任する共同党首は、おそらくHDPの構成員の間から選出されるだろうとしている。HDPのフィリズ・ケレステジオール会派副代表の名前が挙げられているにもかかわらず、ケレステジオール会派副代表は党首就任を望んでおらず、そのため党の構成員の中からトゥライ・ハーティムオールラル氏の名前が挙がったと述べられている。

■「具体的な人物が必要だ」

一方で、HDPのアフメト・ユルドゥルム会派副代表は昨日TBMMで行われた会見で、新聞記者が「AKP党大会でクルド問題の解決に関してメッセージが発せられるであろうといわれていることを受け、「大統領、あるいは政権が、大統領制に至る道筋において、解決プロセスの必要性を感じているなら、それはこの国にとって不当なものである。その必要はない。この国で、永続的で尊厳のある平和がもたらされる日を待ちましょう、その日が私たち政治生活の最後の日になるように。流血が続くことは考えられない。私たちは、解決の意志を持ち続けている。私たちはいまドルマバフチェ合意の上にある。この質問を解決プロセスを放棄した者たちにすることが必要だ。しかし、それらをただ党大会の決意表明の時にではなく、具体的な人物が任命されるときに望もう。解決のためにいかなる役割も担うつもりだ」と述べた。

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( 翻訳者:庄原茉美 )
( 記事ID:42677 )