ソズジュ紙に強制捜査―容疑はまたしても「ギュレン派」
2017年05月19日付 Cumhuriyet紙


ソズジュ紙主筆のメティン・ユルマズ氏は、ソズジュ紙への強制捜査が始まったことを認めた。ユルマズ氏は、「捜査当局が我々を怯えさせ、自粛させ、苛立たせるいわれはない。ジャーナリズムの仕事をしているだけ」と述べた。

ソズジュ紙主筆のメティン・ユルマズ氏は、新聞社を狙って始まったフェトフッラー派の強制捜査を本紙記者アレヴ・ギュルソイ・ジミンに厳しい言葉で語った。

ユルマズ氏の説明は以下のとおりである。

■「ニュースは残念ながら正しいが、ギュレン派と私たちに何の関係があろうか」

「ニュースは残念ながら本当のことだ。残念と同時に悲しいことでもある。あなたも知っているだろうが、以前から、我々に関して噂がひろがっており、強制捜査が始まる、新聞に捜査が入る、といった形で。さらに、我々も本紙が沈黙するならトルコも黙る、と言っていた。今でもそれは言っているがね。検察に我々の捜査資料がある!これは本紙特派員のギョクメン・ウルが書いたある記事に関係している。ギョクメン記者はその記事で、休暇中の大統領の居場所を公開したのだ。しかしこれはだだの一記事だ。これを犯罪と言うことは、極めて興味深く、悲喜劇的なことだ。その記事のせいで、警察は社長の家に行き、鍵屋を使ってドアを開けている。実際に捜査令状はあるということだ。警察はそこからタブレットを押収し、車も捜索したそうだ。社長の次は財務局長だ。ヨンジャ氏の家にも強制捜査が入った。そこでは何も見つけられずに出た。その後はギョクメン記者の家だったが、現時点で逮捕者はいない、我々は4,5時間後にどうなるかわからないし、推測もできない。」

■「真のジャーナリズムそれ自体が罪となる」

-新聞社を狙った強制捜査は我々を不安にさせるためなのか、こんなことが許されるのか。

「我々は恐れたり、自粛をしたり、不安になるようなことは何もしていない。ただ新聞記者の仕事をしているだけだ。正しくジャーナリズムの仕事をしているからこそ、今日トルコで最も読まれている新聞となっている。我々がしているのはジャーナリズムの仕事だ。しかし、この国でジャーナリズムの仕事をすることはそれ自体が罪となる。真実を書くこと、批判をすること、報道すること、これら全てが犯罪となるのだ。当局は何でもできる。彼らは全てを手中に収めているからね。」

-5月19日(アタテュルク記念・青少年・スポーツの日)アタテュルク主義[を標榜する]新聞社への強制捜査により、国内を混乱しようとしている。

「考えてみてください、これを我々に仕向けた人たち自身、隠れギュレン派だ。我々はこの情報を知っている。前々から言われていて、我々の耳にも入ってきていた。我が新聞社にこのような強制捜査が必ず入る、とのことだった。この強制捜査によって、この国を大きく混乱させたいのだろう。5月19日...このような日に、アタテュルク主義者の新聞社に強制捜査などするだろうか?なぜ今日を選んだのだろうか。人々を我慢の限界に追いやるためだろう。」

■「これを我々に仕向けたのは隠れギュレン派支持者」

-ブラク・アクバイは今どこに?

「わが社の社長は現在国外にいる。常に行ったり来たりしている。一週間前に母方のおばあさんが亡くなり、葬儀だった。彼は『私は葬式に出ているというのになぜ供述のため召喚されねばならないのだろうか』と言って悲しがっていた。彼を恐れさせるものはない!私が行って証言しよう、自宅を一緒に捜査すればいい、鍵屋が鍵を開けて入るなんて、と言っている。とても正しいことを言っていないか。」

■「誰もがギュレン派とつるんでいる際に、我々はギュレン派をテロ組織と呼んできたし、そのいかさまぶりを書いてきたというのに…」

-ではソズジュ紙とギュレン派をどのように結びつけるというのだろう、何の関係もないのに。

「実際にこれは奇妙なことだ。我々にも理解できない。まるで冗談のようだ。我々が彼らに何の用があるというのか。みな何らかの形でギュレン派に関わっていたようだが、我々は一切関わっていなかった。関わるわけがない。皆がギュレン派に関係を持っていた時でも、我々は全く関係はなかった。わが社は誰よりも先に彼らのことを書き、誰も彼らのことをギュレン・テロ組織だといわないうちから既に、彼らのことをそう呼んでいた。これらがいかに危険か、解説していたのに。我々はいかなる中傷にも動じることはない。ユルマズ・オズディル、ウウル・デュンダル、ネジャティ・ドール、サイグ・オズチュルク、ラフミ・トゥラン、ベキル・ジョシュクン、ソネル・ヤルチュン、ほか数えきれないほど優秀な人物が所属する新聞社に対し、ギュレン派のレッテルを張ることは、最大の屈辱である。不愉快なことだ!わが社が10年にもわたって行ってきた報道は変わりなく、方針も常に不変だった。誰も批判していない際に、我々は彼らを批判してきた。わが社は10年間、この組織、このギュレンと呼ばれる男は詐欺師で、トルコに戻ってきて裁判にかけられれば良いのだ、と言ってきた。我々はこの組織と30件以上の訴訟を抱えている。わが社を絶えず訴えている。エルゲネコンの時にはエルゲネコンの起訴状に名を連ねており、クーデタ派と言っていた。今はギュレン・テロ組織と言っている。とても残念なことだ。我々は新聞記者であり、ほかの何者でもない。この中傷は無根拠である。この新聞社では650人が額に汗して、法に則って稼ぎを得ている。皆、それに相応しいだけの仕事をしている。多くの人のものであり、国民、民衆の声であるこの潔白な新聞から、手を引いてほしい。」

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(翻訳者:章 由実)
(記事ID:42686)