モースル、炎上
2017年06月03日付 Hurriyet紙


イラクのモースル市をISISから救出する作戦が続くなか、ルダウ放送生中継では、市の北東部のアル・ヌーリ大モスクとハブダ・ミナレットがある区域が延焼している様子が報道された。ISISはこのモスクでカリフ宣言をしたとされ、組織リーダーのアブーバクル・バグダーディーも、知られている限りの最新の動画をこのモスクで撮影している。

イラクのモースル市をテロ組織ISISから救出するため展開中の作戦で激しい衝突が続いている。また、イラク軍とハシディ・シャビ軍が、モースル県の大部分の地域からISISを掃討したとの情報も入っている。

この作戦において、空からは連合軍の大きな支援を受けている一方、ISISは爆弾積載車両や地雷の仕掛けを用いている。市街で衝突が続くなか、モースル北東部のアル・ヌーリ大モスクとハブダ・ミナレットのある区域は上記の様子であることが映像からわかる。

トルクメン人族長ヌレッディン・マフムード・ザンギーが1172年に建築した同モスクと、その傾斜したミナレットはモースル旧市街の最重要歴史遺産の一つである。

■ISISリーダー、バグダーディーがカリフ宣言のモスク

市街の歴史地区に位置し、テロ組織ISISリーダーのエブーベキル(アブーバクル)・バグダーディが初めて単独声明をおこなった840年の歴史を有するアル・ヌーリ大モスクが封鎖されたことがわかっている。ある目撃者によれば、ISISメンバーらはアル・ヌーリ大モスク付近に暮らす住民に自宅を放棄するよう要求し、モスクに通じるすべての道路を遮断した。バグダーディは2014年にISISがイラクの3分の1を手にした後、このモスクで行ったフェトヴァ(教宣)によりカリフ宣言を行ったとされている。

■民間人120人死亡

内務省管轄の高速介入部隊で任務にあたるダルガム・アルハイダリ大尉はAA通信の取材に対し、ゼンジリ地区の道ばたには、県西部区域で続く衝突から逃れた市民を含め、およそ120人の民間人のものと思われる遺体があるという情報を情報筋から得たと話した。

旧モースル市街のゼンジリ、シファ、サッハ、そしてアル=ウラ区域をISISから奪還すべくイラク軍が活動開始したことに言及したハイダリ大尉は、「この2日間のうちに命を落とした民間人の一部は、地域で起こっている衝突から逃れる途中に亡くなった。テロ組織によって処刑された人もいれば、ISIS軍による爆撃で死亡した人もいる」と語った。ハイダリ大尉はまた、ISIS支配下に置かれたゼンジリから非難した150人(うち女性や子どもが70人)以上の民間人が高速介入部隊により退避させられたと明らかにした。

イラク警察組織イッティハディイェが行なった発表でも、ゼンジリ地区で警察勢力が慎重に前進して同区域の40%をコントロール下に置き、民間人を非難させるために保安干渉地帯を設置したことが明らかにされた。発表では「ISISは家屋数軒、車両複数、さらに道ばたに爆弾装置を仕掛けた。爆弾処理専門家が家屋4軒、6車両に仕掛けられた装置を無効化した」と話した。

一方で、イッティハディイェで任務にあたっているケリム・ズィヤブ士官も、ゼンジリ区域では昨夜からこれまでに、抱囲状態で取り残されていた400人以上の民間人を警察勢力が救出したと明らかにした。イラク軍と警察勢力は、先週土曜日未明に旧モースル市街のゼンジリ、シファ、サッハ、アル=ウラ区域をISISから奪還するための作戦を開始していた。

衝突が続くモースル西部では、15~20万人の民間人が、抱囲された状態で残っていると言われている。

モースルをISISから救出する作戦は、2016年10月17日に都市東部で開始された。東部を完全に奪還した後、2月19日にスタートした西部に対する作戦が現在も続いている。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:42760)