ギリシャ、逃走図るクーデーター派軍人をボートでトルコへ送り返す
2017年06月05日付 Cumhuriyet紙


ギリシャは、違法に国外逃亡し、さらにクーデター未遂当時に軍警察総司令官ガリプ・メンディを逃がした軍人たちの一人であった下級士官ハリル・クムジュを含むギュレン派の容疑者5人とその近親者である女性1人、子ども4人をゴムボートに乗せ、マリツァ川経由でトルコへ送り返した。

メリチ郡のギリシャ国境にあるセレム村で、昨日、国境で監視をしていた軍人たちは子供の泣き声を聞きつけ、その地域に向かった。軍人たちはそこで、マリツァ川を渡るのに使ったゴムボートにいた10人を拘束した。取り調べにより、容疑者たちは、ギュレン派(FETÖ/PDY)捜査の一環で失職し、捜索の決定を受けた下級士官ハリル・クムジュ、組織の教育機関での重要人物の一人であるサムスンのオンドクズ・マユス大学の准教授ファーティフ・イルカヤ氏、テキルダーの相談役、教師ユルマズ・エルドアン氏、教師フェトフッラー・チャタル氏、アクサライの「憲兵イマーム」ムスタファ・ジャン氏、その妻ハティージェ・ジャン 氏、そして4人の子どもたちであったことが明かされた。3日前、マリツァ川を通りゴムボートでギリシャに逃げ、ギリシャ人治安部隊により本国送還された容疑者たちは、手続きのあとでエディルネ軍警察司令部を通じてウズンキョプル郡警察署に運ばれた。

■クーデターの夜、メンディ氏を逃がした兵士

ギリシャが送り返したギュレン派(FETÖ/PDY)と見られる者たちが受けた取り調べにより、クーデター当時の軍警察総司令官ガリプ・メンディ氏をアンカラ・ガーズィ軍施設から逃がし、アクンジュ基地に送ったクーデター参加の兵士もいることが明るみに出た。

この件に関してまとめられた起訴状に名前が載せられた下級士官ハリル・クムジュは、取り調べの後ウズンキョプルで出廷させられた裁判所により逮捕され、エディルネ高等安全Fタイプの刑務所に収監された。他の容疑者たちのうち、組織のアクサライ「憲兵イマーム」ムスタファ・ジャンと教師フェトフッラー・チャタルは逮捕され刑務所に入れられた。ジャンの妻ハティージェと4人の子供たちは、裁判所により保護観察を条件に釈放された。

容疑者のユルマズ・エルドアンは、取り調べが続けられるテキルダーに送られ、ギュレン派の教育面における重要人物であるファーティフ・イルカヤは警察での取り調べが続いている。

■ギリシャは本国送還をした

エディルネのギリシャ国境で捕まえられたギュレン派(FETÖ/PDY)容疑者たちが 「クルド人アフメト」のあだ名で知られる人物により、イスタンブルからギリシャに渡るために一人あたり2000€で合意し、3日前マリツァ川を通りゴムボートでギリシャに渡ったことが明らかになった。容疑者たちはギリシャの監視員により捕まり、再び同じ道でトルコに送り返されたという。

容疑者たちは、警察でおこなった供述で「ギリシャに渡った際に、ボートで渡った。その後少し進み、ギリシャ人警察に捕まった。彼らは、暗くなると同時に、乗って来たボートに我々を押しやりトルコへ送った」と話した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:岩田紗知)
(記事ID:42771)