村人3人をテロリスト扱いで拷問―ヴァン
2017年06月23日付 Cumhuriyet紙


ヴァンで村人がキノコ採りに出かけた帰り道に警察署を襲撃したとして殴られ、「テロリスト」として写真を公開された。3人はこれに関わった警察官を、「過度な拷問と侮辱、職権濫用、器物損壊」の罪で告発した。

セルヴェト・ハズネダル弁護士は検察所で村人らと面談し、「警察のカメラが壊れていた」という警察側の言い分を説明したうえで、「彼らが殴られている写真は留置場で撮影されたようだ。カメラには留置所を映している。映っている人物の身元を公表しないことが、証拠を決定的なものにしていると考える」と述べた。

ヒュッリイェト紙のイスマイル・サイマズ記者は以下のように報じた。
去る6月9日、ヴァン県ゲヴァシュ郡のアルトス山へキノコ採りに出かけていたジェマルさん、ハリルさん、アブドゥルセラム・アスランさん、ネジデト・ベイスムさんは、PKK(クルディスタン労働者党)のテロリストに身柄を拘束され、盗難車に乗せられてゲヴァシュ郡警察局へのロケットランチャー攻撃に加わった。その後、4人はPKK党員に置き去りにされ、ゲヴァシュ郡に戻ったという。ベイスムさんを家に送り届けた3人は、状況を報告するために郡警察局へ向かっていたところ、道中で止められひどく殴られたという。

この3人が殴られている場面を捉えた写真は、「テロリスト」と銘打ってソーシャルメディアで拡散されたという。また、ヴァン県知事府は、「3人が身柄を拘束され、初めの尋問で攻撃に関わったことを認めた」と発言していた。しかし、4人は在宅起訴となり保釈された。

■「テロリストと断定された」

セルヴェト・ハズネダル弁護士が昨日検察に提出した告訴状では、車から降ろされた3人が道の真ん中で警察官から暴行を受けたと主張されている。告訴状には、3人は気絶した状態で連れて来られたゲヴァシュ郡警察局で拷問を受け、地面に押さえつけられて殴打され、暴言を吐かれたと記されている。告訴状では「彼らは地面に押さえつけられ、顔は腫れ上がり血まみれの状態で写真を撮られ、それを世間や全国メディアに公表され、テロリストだと断定された」と述べられた。

ベイスムさんも家宅捜索を受け、そこで侮辱的な扱いを受け、家の中を滅茶苦茶にされたという。4人は身体検査のために病院へ搬送され、そこで指紋を採取され写真を撮影される際にも殴打されたと主張している。

ハズネダル弁護士は、告訴のために裁判所へ出向いた際、ゲヴァシュ郡警察局のカメラは壊れている」と言われたことを明らかにし、以下のように述べた。
「私は尋問を効果的にするために、ゲヴァシュ郡警察局のカメラを渡すように要求した。告訴状にもそう記してある。しかし検察官は「カメラは壊れているようだ」と言った。「では、留置場監督していなかったのか」と私が問うと、「事件の2日前に監査へ行ったが、私に情報は伝えられなかった」との返答があった。証拠は明白だと考えている。」

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(翻訳者:神谷亮平 )
(記事ID:42862)