国民教育省の保守イスラム政策、どこまで
2017年06月24日付 Cumhuriyet紙


イマーム・ハティプ高校の開校条件が人口5万人から5000人に下げられた。科学高校の生徒の定員は、県内の第8学年の生徒数の5%に制限された。

国民教育省(MEB)は、その意図について最も議論されたイマーム・ハティプ高校の開校を10倍容易にさせた。この10年で1000校を超えるイマーム・ハティプ高校を開校したMEBは、アナドル・イマーム・ハティプ高校開校のために必要な5万人という人口条件を、住戸の県中央部の人口については5000人にまでひき下げた。教育棟には最低8教室、建物もしくは校庭に作られるメスジト(小モスク)、伝統的・視覚的芸術のアトリエ、音楽室の設置、学校開校の住戸数が1万となることが決定された。教育における成功に対して学校数が少ないことで注目を集める科学高校に対しては、生徒の定員数は県内の第8学年の生徒数の5%に制限された。MEBは、「組織の開設・閉鎖および命名指針」で変更を行いつつ同省に属する初頭・中等教育の学校の開校に関する基本条件を再設定した。最も注目を集めた同省の改正は、イマーム・ハティプ高校の開校に関する条件の緩和だった。2002年に450校だったイマーム・ハティプ高校の数を2017年には1408校に、71,000人だった生徒数を517,000人に増加させたMEBは、新たな指針によってあらゆる街区にイマーム・ハティプ高校を開校できる道を開いた。

■各校にメスジト

MEBは、新たに開設される学校の共通の基準を発表し、すべての学校に清めの水場と男女別のメスジトの設置を義務付けた。同省は、すべての学校に十分な数の副校長室、管理室、保健室、貯水池、システム管理室、避難所、倉庫、十分な数のトイレ、教員の部屋、多目的室、学校もしくはプログラムに特別に合わせた実習室、コンピューター室、アトリエ、体育館、図書館、PTA室、グループ教師室、支援教室が設置されると明らかにした。

■最大32教室

同省は、就学前教育を行う機関の開設については、就学前学校では生徒数が最低20人であること、遊戯室があること、就学前教室では生徒数が最低10人であること、教室が建物の1階の明るく日光の入る場所にあること、出入り口が別であることという条件を明示した。新たな指針で、複数学年共同の教室を適用した小学校が設立されるためには最低1教室、1・2・3・4学年で合計最低でも10人の生徒がいること、小中学校とイマーム・ハティプ中学では最大32教室とすることという条件が示された。学校にはさらに、視覚的芸術のためのアトリエ、音楽室、科学室、スポーツや演劇のためのホールがあることが条件として指針に記された。

■科学高校には5%

同省のデータによると、中等教育の生徒の6.5%が教育を受けた科学高校は、学校数の少なさで批判の的となっているものの、MEBは新たに開校する高校に関する定員の上限を発表した。指針では、科学高校と社会科学高校の開校について、県内の第8学年の生徒の合計数の5%を超えない形で生徒の定員上限として設定することが決定された。以前の指針で男女の生徒のために別々に設置された宿泊所についても、定員300人から200人に下げられた。さらに、県および広域市では人口5万人以上の郡で、広域市を持たない県の市では人口最低2万人、県の中央市と合わせて最低20万人とする開校条件が示された。


■100人規模の教員施設

MEBは、多くの議論を呼んだ教員戦略企画書に記載された「教員アカデミー」がどのように設立されるかも新たな指針に記した。教員に向けて想定された4年に1回の試験と年1回の実績評価に対し、教育のための住所として示された教員アカデミーと研修施設が最低100人収容可能となること、専門に特化した分野に関するアトリエ、教育ホール、実習室、運動ホール、図書館、教育指導者・教員の部屋を備える。さらに最低100人を対象とした浴室とトイレを備えた1人または2人用の部屋からなる寮、障害者用寝室、屋内外の運動場、運動器具を備えた運動ホールが設置される。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:永山明子)
(記事ID:42872)