サウジアラビア・エジプト・バーレーン・UAEの国交断絶宣言に対するカタールの反応
2017年06月05日付 Hamshahri 紙
カタール政府はサウジアラビア・アラブ首長国連邦(UAE)・バーレーン・エジプトのカタールとの国交断絶の決定を「根拠のない主張に基づく理由なきもの」だとした。
カタールの官報を引用したイスラム共和国通信(IRNA)によると、カタール外務省はこの問題の通知に際して声明を発表し、このような国交断絶の決定について遺憾の意を表明したという。
同外務省は、このような措置は一般市民及び外国人の生活に何ら影響を与え得ないとして、カタール政府は、同国の社会や経済に悪影響を及ぼそうとするあらゆる措置を失敗に終わらせるよう、努力することになろうと続けた。
カタールは、全くの偽りの捏造された根拠のない主張に基づく挑発的な攻撃にさらされており、この攻撃の担い手である国々はカタールに損害を与えようと目論んでいると声明は明記している。
カタール外務省は湾岸協力会議(GCC)のメンバーであり、その加盟規約を遵守してメンバー国の主権を尊重し内政には干渉しておらず、テロと過激派組織との戦いにおいて義務を果たしていると外務省は説明した。
声明では、「特に湾岸諸国を中心とした中東地域の世論を味方につけようとするメディア喧伝工作は失敗しており、敵対国の行いが対決に向け緊張を維持させているのは明らかである」と続けられている。
さらに、湾岸協力会議の兄弟国の一国に対して断交措置を採るために作られた理由には、エジプトと協調して実行したこのような措置を採る明確な法的根拠もない。そして、その目的は明らかであり、カタールに対して断交を宣言した国々は、頃合いを見計らいカタールの領土保全を侵して支配下におこうと目論んでおり、このようなことは全く受け入れられないものであるとしている。
サウジアラビア・エジプト・UAE・バーレーンは本日、カタールのテロ及び過激派組織への支援を理由に各国協調してカタールと国交を断絶し、それに伴いカタールへ通づる陸海空すべての交通路を封鎖した。
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( 翻訳者:AK )
( 記事ID:42883 )