ギュレン派将校オクスズの時計の秘密
2017年07月01日付 Hurriyet紙


クーデター未遂後、逃亡を図った空軍におけるギュレン派指導者のアディル・オクスズに関する唯一の物的証拠として空軍章付きの時計とベルトが後に残っている。ヒュッリイェト紙は、オクスズ氏の逃亡に関する起訴状には記載があるが、調査がなされていない時計の証跡を辿った。

約1年間、行方が掴めていないアディル・オクスズ氏の後には、空軍章付きのクゥアンタムの時計とベルトは残されている。いったん法廷から釈放されたときには、USドルとトルコリラで一杯のスーツケースを軍警察の駐屯所トイレに隠しており、(そのスーツケースには)GPS機器、携帯電話2台、フラッシュディスク3枚がはいっていて、それがオクスズに渡されたとみられる。しかし、時計とベルトは置き忘れられた。

アディル・オクスズ氏が忘れた時計を取り返すためにアンカラのエセンボア空港より軍警察に電話をかけたことすら明らかになっている。同氏が残した唯一の物的証拠である空軍章入りの時計について情報入手のため、クゥアントム・ブランドの現所有権者であるアルカン時計社(株)を尋ねた。

■保有権者の変更

同社マーケティングマネージャーのアイシェギュル・ギョニュルタシュによると、2013年にクゥアンタムの保有権はTime Artからアルカン時計社に移っており、次の通り話した:「空軍章付きの時計は、2007年及び2011年に空軍司令部との間で取り交わしたプロトコルにより売り出された。それにより、当時製造された時計がどれほど空軍司令部に送られ、どれ程販売されたか、私は知らない。本件はクゥアンタムの前保有権者に帰属する」。

■「関係者に分配」

クァンタムブランドの前権利保有者は、Time Art社である。同社経営陣であるジャック・アジュマン氏、アブラム・アルタラス氏、タネル・ギュルメズ氏は、2007年、2011年に空軍司令部との間で空軍章入りの時計を製造することでプロトコルに署名した人物とみられる。空軍章入り時計は、この期間、町で販売されると同時に、一部の空軍司令部所属者にプレゼントとして配られた。

ヒュッリイェト紙が会った空軍司令部所属の複数の現役将校によると、こうだ:「空軍司令部生誕100周年を記念して時計が出たことを聞いていた。当時、時計がプレゼントとして配布されるにあたり、(渡される人についての)区別がされた。時計を配布した大多数が、ギュレン派の将校であった。今過去を振り返るとこのことを良く理解できる。空軍司令部生誕100周年に、つまり、2011年に空軍司令部の私設・公設の秘書らをみてみると、全員がギュレン派容疑で逮捕右されている。」

■いまなお不明な点

◆アディル・オクズが残した唯一の物的証拠である空軍章の入った時計については、恐らく別の捜査が必要だ。ただ、本件に関し準備された起訴状では、時計に関する調査や答えはない。
◆アディル・オクズの腕にある時計は自身が空軍OBよりプレゼントされたものなのか、それとも市場で購入したものか?
◆クァンタムの時計は、TAF 1911Cモデル番号01631である。この情報から、時計の最初の保有者が誰であるか判明しないのか?
◆空軍司令部内で何人の将校に対し、この章入り時計がプレゼントされたのか?将校は誰なのか?この将校の中にギュレン派事案で捜査された将校は何人、存在するのか?
◆検察は、本日まで何故調査が全く行わなかったのか?

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(翻訳者:山根卓朗)
(記事ID:42904)