国会総務局、またまたCHPを無視
2017年07月16日付 Cumhuriyet 紙


トルコ大国民議会の総務局が作成したクーデターの夜の国会の様子が収められた写真集にはCHPの議員を写した一枚の写真さえ含まれていなかった。

クーデター未遂の最初の記念日にあたり、トルコ大国民議会で開催された特別招集会議は、国会の歴史において、数多くの初めてのことがおきた催しとなった。トルコ大国民議会の歴史においては、これまでも4月23日の「独立およびこどもの日」のために夜間の催しが行われたことがある。今回、トルコ大国民議会では明け方、催しものを実施した。

■アルバムにCHPなし

トルコ大国民議会の総務局によって用意されたフォトアルバムには、クーデターの夜に国会の屋根の下にいたにもかかわらずCHPの議員の写真がまったくなかった。このため、て緊張が高まった。CHPの副党首であるヴェリ・アリババ氏は、特別招集会議でカフラマン氏に対し、「あの夜、CHPの議員はいなかったのでしょうか。彼の父の農園はここです。イスマイル・アーの農園はここなのです。」と反論した。

■警備は最高レベルに

トルコ大国民議会では、特別招集会議と夜間の催しのために尋常ではない警戒態勢がとられた。トルコ大国民議会の四方は、トルコ国旗と7月15日の「勇者」の姿が書かれた旗で飾られた。トルコ大国民議会の貴賓席用の扉の前にはアタテュルクとエルドアンの巨大なポートレートが掛けられた。

■交わされなかった握手

本会議場に最初に訪れたのはMHPのデヴレト・バフチェリ氏だった。バフチェリ氏はHDPのジェラル・ドアン氏と握手を交わした後、HDPの会派代表アフメト・ユルドゥルム氏、HDPのスッル・スュレイヤ・オンデル氏としばらくの間ことばを交わした。その後、本会議場へCHPのクルチダルオール氏が到着した。CHP党首がバフチェリ氏と視線を交わさなかったことが人々の注意を引いた。ビナリ・ユルドゥルム首相の次に、エルドアン大統領が席についた。エルドアン大統領の登場に対しAKPの議員だけが起立した。

■10分ではなく15分

CHPは特別招集会議で代表らへ与えられる10分の発言時間が短すぎると判断したのか、その時間が1時間になるように国会総務局へ要請を送った。カフラマン氏はというと口頭で話す時間を自ら率先して延ばす意向を述べた。発言者らは昨日15分間の発言が許された。

■避難場所の標識

昨年、不十分だった避難場所が新しくその全てがリニューアルされ、使用がはじまった。通路には、避難場所へ行く道を示す標識が設置された。

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( 翻訳者:深澤拓也 )
( 記事ID:42991 )