ギュレン「クーデターは世俗者民族主義者の犯行の可能性」
2017年07月18日付 Cumhuriyet 紙


エジプトで発行されているシシ大統領寄りのアルヤウム7紙へのインタビューに答えたフェトフッラー・ギュレンは「7月15日クーデータークーデターの試みが誰によって行われたと考えていますか?」という質問に関して、確実に一つの勢力に責任を負わせることはできないが、世俗者民族主義者の一派がこれを行った可能性があると述べた。

エジプトで発行されているシシ大統領寄りのアルヤウム7紙へのインタビューに答えたフェトフッラー・ギュレンは7月15日クーデターが原因で、自分たちに向けて行われている不正をヨーロッパが理解するまでには、より多くの犠牲が必要となるだろうと、述べた。

■ 「世俗主義者民族主義者の一派が行った可能性がある」

ギュレン派テロ組織のリーダーであるフェトフッラー・ギュレンは、エジプトで発行されたシシ大統領寄りのアルヤウム7紙のインタビューへ答えた。ギュレンは「7月15日クーデータークーデターの試みが誰によって行われたと考えていますか?」という質問に関して、確実に一つの勢力に責任を負わせることはできないが、世俗者民族主義者の一派がこれを行った可能性があると述べた。ギュレンは、自身がクーデター未遂のあった夜にクーデターを非難したこと、自分たちへ投げかけられたクーデター未遂の責任の追及が国際的で中立的な組織により調査されるべく、そうした組織がトルコに送るようを申しいれたこと、しかしタイイプ・エルドアン大統領がこれを承認しなかったと主張した。

■ 「新たな軍事クーデターは望まない」
 
フェトフッラー・ギュレンはエルドアンがヒトラー、スターリンや毛沢東のように独裁者であると主張し、ヨーロッパが彼を理解するためにより多くの犠牲を払う必要があるだろうを主張した。ギュレンは7月15日の出来事が本当に軍事クーデター、あるいは組織的な行動であったとしても、エルドアンへ反対する新たな軍事クーデターを期待はしない、自分たちに対して行われていると度の過ぎた攻撃にも関わらず、決してこのようなクーデターの行為を受け入れないと述べた。

■ 「国民は羊飼いを選ぶことができる」

ギュレンはトルコ国民の選択の権利を尊重していること、国を治めるために「羊飼い」の中からでも統治者に選ぶことができること、しかしタイイップ・エルドアンが独裁者のように行動し、司法を彼のコントロール下に置いていることを主張した。ギュレンはアメリカのトランプ大統領が彼をトルコへ送還しようとする場合、逃げはしない、トルコへ行くと主張した。

■ エルドアンは裁けるのか?

インタビューを行ったハシュム・アル=ファフラニー氏はテロ組織のリーダー(ギュレン)へトルコに敵対する立場で質問をし、タイイプ・エルドアンが国際裁判所において裁かれることが可能であるのか、そうでないのかを質問した。フェトフッラー・ギュレンは、これは難しいこと、そしてトルコでいくつかの野党のリーダーも、エルドアンを支持していると述べた。

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( 翻訳者:村田七海 )
( 記事ID:43007 )