イラク首相、クルド自治政府の国民投票に反対
2017年07月25日付 Milliyet紙


イラクのハイダル・アル・アバーディ首相は、イラクのクルド自治政府(IKBY)の、独立の国民投票の計画に関して「クルド人と全イラク国民の願望に対しては敬意を表する。しかし、憲法では一方的に国民投票を行い独立することは認められていない。クルディスタン地域における国民投票は合法ではなく、これを認めることはない」と述べた。

イラクのハイダル・アル・アバーディ首相は、トゥルクメン人が多く暮らしているタッル・アファルをISから救出する作戦のための準備が続けられていることを述べた。 

首都バグダードで、毎週行われている記者会見を行ったアバーディ首相は、タッル・アファルをテロ組織ISから救出することに関して「タッル・アファルをISから救う計画を完成させた。救出作戦に参加する軍の再編成と言った手続きを進めている」と話した。

独立の国民投票の計画に関して「IKBYの中で深刻な危機が訪れている」と言って、アバーディ首相は以下のように述べた。

「この方向で(国民投票を)進めることに関して警告する。この結果で、(国民投票によって)生まれる危険は皆に影響する。皆に対話を呼びかけている。確信しているのだが、クルディスタンの人民も国民投票を急いではいない。」

■「選挙に参加する意思はまだない」

アバーディ氏は、来年の4月に行われることが計画されている総選挙に、メンバーであったダヴァ党から離れて新政党から出馬するという主張に関して、「完全に国土を救う前に選挙をすることは考えられない。私がどこかの政党もしくは選挙活動の中であるという主張を明確に否定する。選挙に参加する意思はまだない」と述べた。

イラクの首相は、テロ組織ISの攻撃が理由で様々な土地で奪われた人々が家に帰れないことに関しては、「難民が家に帰られないと言うことは、ISが成功しているということである。このため、家に帰るために新しい計画がある。」と述べた。

■国民投票に反対する者からの声明

一方、IKBYにある政党とメディアは、9月25日に行われることが計画されている「独立の国民投票」に対して反対のキャンペーンを行うことが述べられた。

スレイマニエから発信されている反体制派の「NRT」チャンネルの所有者サシバル・アブドラ氏は、出演したあるテレビ番組で、9月に計画されている国民投票が延期されない場合、クルド人のためにとても悪い結果が生まれうると述べた。

IKBYで、お金持ちな男として知られているアブドラ氏は、「国民投票が9月25日にいかなる形でも行われてはならないと信じている。政党のリーダーたちは、もしこれに固執するのなら、クルド人の未来でもって大きな賭けをすることになる。聡明である皆はこの日に行われる国民投票に反対しなければならない」と述べた。

「重要な5つの政党の幹部責任者も参加しているグループとともに近いうちに国民投票に反対のキャンペーンを始める」と述べるアブドラ氏は、このグループには要人、政治家、市民が参加していることを述べた。

アブドラ氏は「もし、国民投票が延期されればとてもいい仕事をするだろう。我々も延期してのちに行われる国民投票には賛成する」と述べた。

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(翻訳者:西田夏子)
(記事ID:43061)