AKPオアン「新国家建設」発言に、首相「冗談じゃない」
2017年08月05日付 Hurriyet紙


ビナリ・ユルドゥルム首相は、公正発展党(AKP)の中央決定執行委員会(MKYK)の元メンバーであるアイハン・オアン氏の、「我々は新たな国家を作っている」という発言に関して、「誰が何を言おうと重要ではない。一部のテレビ番組作成者や解説者たちの言っている表現は、我々の党には関係ない」と述べた。

一般公開の式典のためスィヴァスを訪れたユルドゥルム首相は、県知事府訪問後新聞記者らのオアン氏に関する質問に答えた。
ユルドゥルム首相は、要約すると次のように述べた。

■冗談ではない

「(新しい国家が)いつ作られたのか?冗談を言っているのか?トルコ共和国政府は、1923年9月29日に作られた。その政府もオスマン政府の後継として作られた。(歴史上の)トルコ人の国家は16あり、このトルコ人諸国家の全てがそれぞれの後継だ(※注)。トルコ共和国も過去の94年の中で発展し、成長し、今日、神のおかげでこの地域と世界で影響力を持つ国家になった。そのため誰が何を言おうと重要ではない。一部のテレビ番組作成者や解説者たちの言っている表現は、我々の党には関係ない。しかしこのことは言っておくべきだろう、国民には知っておいてほしい、7月15日にトルコ政府を破壊しようとした卑劣なFETÖに対しこの国民は最大の反発を示した。月と星の国旗を守り、アザーンは止まらず、国旗は降ろされなかった。」

■認められない

(元MKYKメンバーであるため批判されたのか?) 誰であろうと、つまり肩書は重要ではない。つまり我々の他の職務についている仲間がこのようなことを言ったとしても決して認めることはできない。誰が言ったかは重要ではない、言った言葉が重要なのだ。トルコ共和国政府はまっすぐに立っている。7月15日のような卑劣なクーデター未遂に対してさえ国民は国家転覆を、国が占領されることを許さなかった。今後もいかなる卑劣な行いも非道な武力も、トルコ共和国政府に敵対するこのような試みの中にあってはならず、あったとしてもその答えを最も激しい形でこの国民の前で見ることになる。

■AKPからの表明

書面による発表を行ったマヒル・ウナルAKP報道官は、「トルコはここ15年でAKPが実現させた改革の只中にある。未だに反動主義キャンペーンによって人々を脅かそうとすることは、無駄な努力だ。問題の人物の見解が彼自身にしか関係ないことは明白だ」と述べた。ウナル報道官は、「もう一度言いたい。トルコ共和国政府の建国の指導者は、チャナッカレの戦いと独立戦争の英雄、ガーズィ・ムスタファ・ケマル・アタテュルクである」と述べ、次のように述べた。
「最近、社会に共和国の価値と功績について不安を生み出すことを目的としたいくつかの挑発が起こっている。これらの事件の全てにおいて、犯人たちに関するプロセスは粛々と行われた。AKPは15年間あらゆる階層の人々の生活様式の保障となってきた。人々の信仰や服装、性質に介入しようとする認識と戦いつつ与党となった政治活動であることのもっとも近い目撃者は、実のところ国民である。AKPは、結党以来差別と他者化を決して許していないし、今後も許さない。」

「最近メディアで、MKYKのメンバーであると言われる、実質過去にMKYKの一員を務めたアイハン・オアンという人物が行った説明について、我が党に反対する新たなキャンペーンが始められた。トルコのこの15年でAKPが実現した改革は明らかであり、未だに反動キャンペーンによって人々脅かそうとすることは、無駄な努力である。問題の人物の見解が彼自身にのみ関係することは明白である。我が党のこの件に関する見解を、党首兼大統領は、以前何度も、自身で、もしくは報道官を通して、世論と共有してきた。これによってもう一度言いたいのは、トルコ共和国政府建設の指導者は、チャナッカレの戦いと独立戦争の英雄であるガーズィ・ムスタファ・ケマル・アタテュルクであるということだ。共和国の永続のために、我々はAKPとして、党首であり大統領であるレジェプ・タイイプ・エルドアンの主導のもと日夜務めており、戦っている。」

■行動を見よ

「今日トルコは、1世紀前にさらされた包囲と似た攻撃に直面している。チャナッカレの勝利と独立戦争から得たインスピレーションとともに、歴史的な自由と未来のための戦いを行っている。我々の民主主義と経済を現代文明のレベル以上にするために我々が行っている奉仕を2023年の目標とともに掲げるために熱心に努力している。こうすることでガーズィ・ムスタファ・ケマル・アタテュルクの意志を実現することになると信じている。我々が国家と党の基本的な原則としている単一の国民、単一の国旗、単一の祖国、単一の国家の原則という光のもと進み続ける。AKPを批評しようと望む者は、挑発的な言説や行動ではなく、純粋に15年間の我々の行動を見るべきである。」

■バフチェリMHP党首も反発

民族主義者行動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首も、今日AKPの中央決定執行委員会(MKYK)の元メンバーであるオアン氏に厳しい反発を示し、「4月16日(国民投票)を口実に新たな国家、新たな建設を目指す者がいれば、冷静になり、足元に気をつけるべきだ」と言っていた。バフチェリ党首は、「もちろん今の恐るべき主張に大統領がまず返答することは最も正しく合理的なことである。というのも、国家のリーダーは明白だからだ」と述べていた。

(※注:トルコでは、匈奴や突厥などを歴史上のトルコ人の国家に含める考え方がある。)

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:43187)