オランダ、難民に水泳必修?
2017年08月09日付 Hurriyet紙


王立オランダスイミング連盟(KNZB)は国内の難民に水泳の授業の実施と水の危険性についての啓発を要求した。

連盟は、月曜日、ベンロ市で16歳のシリア人難民が、プールで溺死したことを受けてこの提案を行った。

このシリア系の青年は泳ぎを知らないのにも関わらず深いプールに入ってしまい、必死の救助も空しく死亡した。2年前にもレーネンの街でシリア人の少女がプールで溺死している。

王立オランダスイミング連盟スイミング教育担当アリス・シュールスによると、国内ではほぼ全員が泳ぎ方を知っていて、泳ぐところを見た難民が泳ぐのは簡単だと思い込んでしまっている。このため泳ぎを知らないのにもかかわらず、深い所に入ることを躊躇しない。

シュールスはこのため各地の難民センターで彼らに水泳の授業を行うこと、水の危険性についての啓発を提案した。

連盟はオランダで大部分の家庭が4歳か5歳に達した児童に水泳のコースを受けさせているが、トルコやモロッコのような非欧米出身家庭では子供たちに水泳のコースを受講させるのは僅かであると述べている。

以前には初等教育の段階で水泳は必須の授業であったが、節約措置の為、最近一部の都市では中止されていた。

■「レイシズム」との非難

この時、オランダ公共放送協会のPowNedの月曜日午後の「ベンロ市でのシリア人難民児童の溺死」に関する報道は、激しい反発を起こした。

「シリア人難民がプールで溺死」というニュースでは、「16歳のシリア人はスイミングプールを訪れた多くの人々を不快にさせ、ひどい一日にしてしまった」と表現したため、PowNedに「レイシスト」との非難が殺到した。

ニュースではシリア人の児童が泳ぎを知らず、係員が何度も注意したが深いプールに入ったことが非難されていた。

ニュースにソーシャルメディアから多くの批判が寄せられた。放送協会の元ディレクター、ヤルノ・リッツェンはツイートで「このレイシストの雰囲気漂う報道を見ると、退社したことが喜ばしい」と述べた。

オランダの有名な新聞記者の1人、ヴィールド・ドゥークも「信じられない。これを書いたネアンデルタール人は誰だ?」と語った。

PowNed編集長ドミニク・ヴィージーはニュースについて謝罪した。同氏は休暇中であったと述べ、ニュースを「ひどすぎる」と批判し、削除する旨を発表した。

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(翻訳者:市野太音)
(記事ID:43213)