イスタンブル警察本部でイスラム国メンバー凶行
2017年08月14日付 Hurriyet 紙


警察官のスィナン・アジャルは、22時45分頃ヴァタン通り上のイスタンブル県警本部で爆弾犯と判断されたイスラム国のテロリストの攻撃を受けた。

重症で病院に搬送されたアジャルは、懸命の処置にも関わらず殉職した。氏名未公表のテロリストは、事件現場で射殺された。

爆弾犯の疑いで拘束されたテロリストのナイフがどうして警察内に入ったのか、拘束される前に十分な身体検査が行われたのかどうかが疑問点として残っている。

イスラム国のテロリストが車から降ろされ、拘置所に移動する際に襲撃を受けたと発表された。警察官のスィナン・アジャルは、搬送先の病院で殉職した。殉職の一報を受けた警察官の親戚と同僚は、ベズミアレム・ワクフ大学病院に向かった。

■報道制限が決定

イスタンブル検察によって行われた会見では、テロ組織犯罪課によってイスタンブル県警内で逮捕手続きの際にイスラム国の構成員の疑いがある人物が警察官を殺害したことに関する捜査が開始されたと述べられた。

会見では、当テロ事件について行われた捜査の中で、事件に関し全メディアが行った報道で事件に協力した疑いのある人物がいた都市と使用していた車についての情報が公表されて、事件解明、容疑者の逮捕、背後関係の解明が阻害され、公的秩序を乱す危険性が生じたことが判明したとし、次のように述べられた。

「社会の健全性が、国の安全性、公的秩序と安全性、社会の一体性の保持、犯罪防止、司法当局の権威と中立性を保障するとの目的で、捜査が完了するまで捜査資料の中身に関して文字・映像・インターネット・メディア、ソシャル・メディアでは、あらゆる報道、ルポルタージュ、類似の報道の一切が5187号法の3/2条と5651号法8条に従って捜査遅延の支障がある場合において禁止され、捜査資料についても5271号法の153条従い[公表を]制限する、と決定された。」

■作戦開始

事件後に作戦を開始したテロ対策チームは、ファーティフ・アクサライのいくつかの住所で作戦を開始した。特殊警察も同行して行われた作戦では、イラク、イラン、シリア国籍の計12人(内一名は子供)を逮捕した。逮捕された容疑者たちは、ハセキ教育研究病院で健康診断を行い、取り調べのためにイスタンブル県警に移送された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:43236 )