カンガル犬の商標登録、失効していた?
2017年08月16日付 Cumhuriyet紙


世界的に有名なスィヴァス県の護畜犬「カンダル犬」が2002年に取得した「地理的表示」が、2008年に失効していたことが判明した。失効についてカンガル郡も知らなかったという。

カンガル郡は2001年に、自然条件への適応力、警戒心の強い性格と血統で、その名声がトルコ国外にも響くカンガル犬の「地理的表示」を求めて、トルコ特許商標機構に申請した。

この申請を精査した同機構は、2002年に、カンガル犬を登録した。同じころ、ブルサ県のゲムリキにある軍事獣医学校教育センター司令部もカンガル犬の登録を申請しており、これも承認されたことが分かっている。しかしこの登録に関する情報として、2008年にアンカラ専門裁判所に登録を無効とする申請が行われていたことが分かった。裁判所の判決により、この2つの組織が取得したカンガル犬の地理的表示証明書は、「生きている動物は商品ではない」との理由で失効されていた。

■会議で明らかになり、皆驚いた

2002年から登録があり、カンガル郡の許可なしに他の都市や外国に持ち出すことは禁止とされていた犬種の登録失効は、スィヴァス県で行われた科学産業技術省主催の会議で明るみにでた。
会議には科学産業技術省のエルサン・アルスラン次官と、スィヴァス県のダヴト・ギュル県知事と、サミ・アイドゥン市長が参加しており、カンガル犬のことが議題に上がった際、登録が失効していることがトルコ特許商標機構のハーカン・クズルテペ所長より述べられた。県の幹部らもこの会議の間にこれを知った。クズルテペ所長は、「登録はされていたが、専門裁判所によってこの決定は無効とされた。現行法に即していないという裁判官の判断理由からだ。加えて裁判所に再度訴え出なかったために、失効判定が続いている。専門裁判所は、法律に適していないという見解だ。裁判所に「この登録が適切になっていない」と裁判を起こすこともできる。地理的条件の定義に関わる条項で、『産物ではない』という見解を持っている。現在、登録された7種の動物について係争中だ」と述べた。

■郡知事府も知らなかった

一方で特許の申請を行ったカンガル郡知事府とカンガル郡もこの情報を知らなかったことが分かった。カンガル郡のメフメト・オズトゥルク郡知事は手元に地理的登録の証書があること、このような失効については知らなかったことを述べた。登録のためには再度の申請が必要であることが分かっており、これについての調査が待たれる。

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(翻訳者:西田夏子)
(記事ID:43250)