ディーヴァーンダレ県で同害報復刑により絞首台の足元にいた受刑者が解放
2017年07月13日付 Hamshahri 紙


 7年前に家庭内暴力で妻を殺害した男性が、木曜日、死刑執行直前に解放された。
 
 イラン国営通信(IRNA)によると、コルデスターン州外れのディーヴァーンダレ県内の村出身の男は、およそ7年前にサッゲズ県サーヘブ市内在住の妻をナイフで殺傷した。

 この男は自分の妻を殺害後、死刑宣告を受け、被害者親族から処刑への同意取り下げ[訳注:同害報復刑において被害者遺族は加害者の処刑の執行か、賠償請求の選択権を与えられる]を得るために彼の関係者たちが善処したものの最終的に成果は得られなかった。

 サナンダジのアクバル・ジョウハリー検事はIRNAの取材に対して、次のように述べた。「今朝、サナンダジ刑務所構内で彼の処刑が執行される直前に、被害者家族は彼を許し、処刑への同意を取り下げた。」

 犯行を行った55歳の男は、ディーヴァーンダレ県グーチャーグ村の出身で、2人の妻がおり、家庭の不和で裁判所に仲裁を申し立てていた。

 男は公判開催日、サッケズの裁判所近くで45歳の妻をナイフで殺傷に及んだ。

 ディーヴァーンダレ県とサッケズ州の判事と県当局者たちは、親族双方から[死刑判決を回避するよう]寛大な措置を求めた。

 妻を殺害した男性には、2人の妻から生まれた子供たちがおり、地元村の長老たちの仲裁により、処刑寸前に子供たちの保護者であることを鑑み妻の親族からの許しを得たのだった。

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( 翻訳者:YW )
( 記事ID:43296 )