トランプに対しヨーロッパと日本が示す道と道標─自由貿易の始動
2017年07月02日付 Hamshahri 紙
現在、日本とEUは来週にも互いに自由貿易協定の合意を締結することとなっており、この協定については、アメリカ大統領ドナルド・トランプに対する挑戦状であると解釈されている。
AP通信を引用したメフル通信には、セシリア・マルムストローム貿易担当欧州委員の発言は、「日本=EU間自由貿易の合意は、世界の一部の国で進められている保護主義に対する挑戦状でもある」というものだったと記されている。
同氏はこのように述べている。「両者の4年に渡る交渉を経て、日本=EU間自由貿易の合意は来週ドイツのハンブルグで開催されるG20の会議で締結される。」
同EU貿易担当欧州委員は、また「もし、日本とEUが世界で極めて重要な2つの経済拠点となれば、この自由貿易の合意の締結により保護政策を画策する世界の他の国々に対し、非常に明確なメッセージを発することができる」と述べている。
マルムストローム氏は、次のように胸中を語った。「2地域間の自由貿易への合意は、ドナルド・トランプ米国大統領のTPP撤退後の保護主義に対する大きな勝利となる。」
日本とEUの国内総生産(GDP)は、世界のそれのおよそ28%を形成しているのは確かだ。
この記事に基づけば、EU委員会はEU内で生産されているチーズへの関税の30%削減を望む一方、日本側はEU加盟国28か国の日本車に対する関税の減額を望んでいるという。
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( 翻訳者:YA )
( 記事ID:43383 )