第6回アスタナ・シリア会議、閉会
2017年09月15日付 Hurriyet紙


アスタナ会議において、シリアのイドリブ県に停戦地域を設けることで合意に達した。会議に出席したトルコの上級関係者は、「合意に至った内容によると、トルコ軍も停戦地域監視のためにイラン並びにロシア軍とともに現地に駐留する予定」であると語った。該当地域に一定数の軍隊を移送することが、現在は議題となっている。兵士の数は500人を越える見込みだ。

カザフスタンの首都アスタナで昨日(15日)閉会した第6回シリア会議において、ハタイ県のジルヴェギョズに隣接するイドリブに停戦地域を設けることで合意に至った後、停戦地域監視のために該当地域にトルコ軍も駐留することが決定された。トルコの上級関係者は、「合意に達した内容によると、トルコ軍も停戦地域監視のためにイラン及びロシア軍とともに駐留する予定」であると語った。

■監視団

保障国であるトルコ、ロシア、イランの3ヵ国がアスタナ会議で合意に達した後、外務省が行った会見において停戦地域を監視する部隊は「監視団」として定義された。会見では、以下のように発表された。「保障国3ヵ国の間で合意された協定に従い、3ヵ国から派遣された監視団は、停戦地域の県境線を定める安全地帯で構築される制御・監視といった観点で配置される見込みである。監視団の主な任務は、政府及び反政府軍間での衝突発生を阻止すること、並びに停戦違反の有無を監視することの2点と制定された。監視団の活動の調整は、保障国3ヵ国間で構成された共同調整センターによって行われる予定だ。」

■部隊が派遣される

ヒュッリイェト紙が得た情報によると、今回の合意では常に変化しうる現在の計画に基づいて監視は保障国3ヵ国間で分散される見込みだ。該当地域ではトルコからも部隊員が任務にあたり、トルコの管理責任下にある監視地点では各チームに分かれて配置されると予想される。しかし、イドリブで任務にあたる部隊の兵士数については、今後明らかになる見込みだ。関係者らは、1部隊が平均で100から150人で形成されるところ、シリアの状況を考慮すると派遣される兵士数は500人程度になる可能性があると言及した。軍事的な用向きで先月秘密裏にアンカラを訪れたロシア軍参謀総長のヴァレリー・ゲラシモ陸軍大将と、イラン軍参謀総長のムハンマド・バクーリ陸軍少将がトルコ軍参謀総長のフルスィ・アカル陸軍大将と行った会談において、共同調整センターは停戦地域の境界線や監視地点、そしてどの国がどこを監視するかといった事項を決定することが話し合われた。

しかし軍事専門家らは前回、3ヵ国の各参謀司令本部が会談を行った後に3ヵ国の兵士らが任務にあたる地域の詳細が決定されると伝えた。軍事専門家らは、トルコ軍が任務にあたる場所がイドリブ県の北部になる可能性が高いと話した。

■5月に決定されていた

シリア紛争の解決に向け、2016年12月30日に国全体で宣言された停戦を維持させるためアスタナで開催された会議の結果、5月4日にシリアのあらゆる地点に停戦地域を設けることが決定された。しかし保障国3ヵ国が、イドリブ及び周辺地域を包括する停戦地域の制定で合意に至らず、シリア政府はこれをトルコの責任であるとした。イドリブ及び周辺地域はテロ組織アル・カイダに属するタハリール・アル・シャーム(HTŞ)の支配下にある。HTŞが該当地域からどのように撤退するのか、あるいは組織が自滅して自由シリア軍(ÖSO)に合流するか否かについてはいまだ詳細ははっきりしていない。

■政府軍と反政府軍は好意的に受け止めた

合意内容が発表された後に記者会見を行ったシリア反政府軍代表のアイヤム・アル・アスィミ氏は、以下のようにコメントを述べた。「今回の第6回アスタナ会議では、われわれにとって最重要事項となる進展、つまり『イドリブの停戦地域』設置が決定された。イドリブ県には300万人を越えるシリア市民が暮らしている。この地域に暮らす市民らの安全を保障することは、今後国連で行われる政治的な交渉にも加速をもたらすことだろう。われわれの視点からは、解決されるべき問題が1つ取り残されている状況だ。シリア政府が約束しているわれわれの友人らの釈放に対し、いまだ何もアプローチがなされていない。しかし、保障国の中でもロシアは、シリア政府に対する影響力を行使してこの問題も最短で解決に導くことを約束してくれた。」アスタナ会議で合意された内容に関して、シリア政府も「シリアで血が流れることを止めるであろうすべての進展を、支持者らとともに歓迎する」とコメントした。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:43401)