IS一掃後に取り残される女性と子供…ーモースルなど
2017年09月18日付 Hurriyet紙


イラクで、テロ組織イスラム国(IS)から解放されたモースル市やテルアフェル市などで、後に残されたトルコ人女性や子どもの将来は不透明だ。94家族が、ISに参加した子ども、孫、嫁を見つけるためにハブル国境検問所からイラクへ入った。217家族が、近親者を見つけるために公的諸機関へ申請した。

モースルとテルアフェル軍事作戦で拘束されたイスラム国(IS)の武装部門所属のテロリストらはイラクの刑務所で拘禁される一方、残された女性と子供は国連が運営するキャンプに収容された。モースルに近い地域にあり、その場所が秘密とされるキャンプには、多数の女性と子どもがいた。同キャンプには、夫は武力衝突で殺害され子どもたちと一緒にいる多数のトルコ国民が収容されている。イラク軍、ハシュディ・シャヴィ(シーア派の民兵組織)、ペシュメルゲ(クルド系武装組織)に降伏したISのトルコ人テロリストとともに、国連が管理するキャンプに収容されている女性と子どもを合わせると、その数はおよそ1,200人になるといわれる。

■孫を捜している

これまで217家族がIS武装グループに参加した親類を捜索するため、公的諸機関に申請をおこなったという。トルコからの94家族は、ISに参加した子ども、孫、嫁の消息を知るためにハブル国境門からイラクへ入った。イラクのキャンプで孫2人と嫁を捜しているE.Yという名の女性は、「私の息子は3年前に嫁と孫2人を連れてイラクへ行った。息子はモースルで亡くなったが、嫁と孫に何があったかのか、わからない。ひとつ、ふたつのキャンプを訪ねたが、見つからなかった。『IS(戦闘員)とは別のキャンプに収容されている』と聞いた。しかし、そのキャンプが何処にあり、誰に尋ねたらいいのかわからない。私たちは沢山の家族とともにイラクへ来たが、誰もが困り果てており、自分の子どもたちに関する情報を待っている」と語った。

■(トルコへの)帰国者はどうなる?

国家諜報機構(MİT)、警察諜報部及びテロ対策課は、キャンプに収容されているトルコ国民に関する「リスク分析」を行っている。これらの人物が ISへどのように参加し、イラクへどのように行き、武力衝突に参加したか否か、組織の武装部門にいたか否か、武器、爆弾に関する訓練を受けたか否かなどが調べられる。イラクからトルコへ引き渡された場合、女性と14歳を超える子どもは調査対象となる。組織の中で積極的に活動していたもの、武力衝突に参加したもの、テロ組織のメンバーであったもの、銃器や爆弾を使った活動をおこなったものは、起訴される見込みである。起訴の結果、釈放されたものは、監視対象となる。年齢が若い子どもについては、トルコで近親者あるいは家族があるならば、かれらに引き渡す予定だ。

■女性のきょうだい:強制的に連れて行かれた

妹が、夫が強制的にイラクへ連れ去ったと話すB.Eも支援を待っている。「義理のきょうだいは、武力衝突で死んだ。私の妹とその子どもについては、どこにいるかわかりません。公的諸機関に申請しました。外務省も何度も連絡を取り状況を説明しました。しかし、何もわかりません。このような状況の数百人のトルコ国民がいます。そのほとんどが夫によって強制的に連れて行かれたものです。中には幼い子どももいます」。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:43409)