トランプ・エルドアン会談「これまでなかったほど近い」
2017年09月21日付 Hurriyet紙


エルドアン大統領は、先月ロシアとの間で合意された非戦協定を希望あるものだと述べた上で、「協定の枠内で、ロシアはイドリブ以外での安全保障を、トルコはイドリブにおける安全保障を担当する。これは簡単な任務ではない」とその難点を指摘した。エルドアン大統領は昨日、アメリカのトランプ大統領と会談を行った。トランプ大統領はエルドアン大統領を、「私の親友になった」と評し、トルコとアメリカが未だかつてないほど親密な関係になっていると述べた。会合の後、大統領府が発表した声明によれば、両大統領は、イラク・クルド自治政府が計画する住民投票に反対の立場を示し、このような試みは深刻な結果を招くだろうと強調したという。

第72回国連総会のためにニューヨークに滞在中のタイイプ・エルドアン大統領は、昨日も濃密な会合を続けた。

■大統領府からの発表:二国とも住民投票に反対

会談後、大統領府が発表を行った。
エルドアン大統領とアメリカのトランプ大統領の会談では、地域を取り巻く問題の解決に向けた協働をより発展させ、全てのテロ組織との闘争を決然と継続するという点で合意に達したという。会合では両大統領が、2017年9月25日にイラク・クルド自治政府が計画している住民投票に反対の立場を表明し、このような試みが深刻な結果を招くだろうと強調したということだ。

■「エルドアン大統領は私の友人」

エルドアン大統領はアメリカのドナルド・トランプ大統領と会談を行った。トランプ大統領は、エルドアン大統領と随行するトルコ側の代表団を、ロッテ・ニューヨークパレスホテルで出迎えた。会談は約50分行われた。会談前にトランプ大統領は報道各社に対し会見を行い、「エルドアン大統領と会合を行うことを嬉しく思っている。エルドアン大統領は、世界でも難問を抱える地域で任務を果たしている。非常に強く興味を抱いており、率直に言えば高く評価している」と語った。トランプ大統領はエルドアン大統領に関して「私の親友になった。トルコとアメリカが未だかつてないほど親密な関係になっていると述べた。

エルドアン大統領の声明は、「私の大切な親友ドナルドと今日、代表団間ならびに二者会談を行う」から始まった。エルドアン大統領は「(この会談が)アメリカ・トルコの関係や中東情勢、世界の問題点などを取り上げる機会になると信じている。こうした機会を持つことができ、彼らには非常に感謝している」と述べた。

■「協定は希望あるもの」

エルドアン大統領は英国ロイター通信のインタビューで、重要な発言をした。先月、ロシア・イラン・トルコが主導してアスタナで調印された「非戦」協定の一部として、トルコがシリアのイドリブ地方に軍隊を常駐させると述べたのだ。エルドアン大統領は以下のように続けた。「非戦協定は希望をもたらす考えだ…。協定の枠内でロシアは、イドリブ以外の安全を保障し、トルコはイドリブ地方内部の安全を保障する。これは簡単な任務ではない。」

■外交上の覚書が調印されれば

エルドアン大統領は、イラク北部の住民投票プロセスに関して、「大国民議会が土曜日に臨時招集される。覚書が調印されれば、プロセスは異なる形で進むだろう」と述べた。エルドアン大統領は、アサド大統領がシリアで政権に留まる可能性については、「大罪だと見ている」と述べた。

(写真あり)
会合に出席したトルコの代表団メンバーは以下の通りだ。フルスィ・アカル参謀本部総司令官、メヴリュト・チャヴシュオール外相、ベラト・アルバイラク・エネルギー天然資源大臣、ハカン・フィダン国家諜報機構顧問、セルダル・クルチ在ワシントン・トルコ大使、フェリドゥン・スィニルリオール国連駐在代表、イブラヒム・カルン大統領府報道官。アメリカの代表団メンバーは、レックス・ティラーソン国務長官、ニッキ・ハレー国連駐在代表、H.R. マクマスター大統領補佐官。

■「ギュレン師は送還されるべき」

エルドアン大統領は、トルコの戦略的パートナーであるアメリカが、失敗に終わったトルコのクーデター未遂事件に関係するフェトフッラー・ギュレン師を送還するべきだと主張した。エルドアン大統領は、アメリカ政府がシリアにおいてIS(イスラミック・ステート)と戦闘状態にあるYPG(クルド人民防衛隊)に武器などの支援を行っていることは、アメリカと同盟国の不利益になるだろうと警告した。トルコはYPGを違法組織PKK(クルディスタン労働者党)のシリア支部隊と見ていることが報道された。エルドアン大統領はドイツとの政治的関係を今後発展させる意思があり、取材の際、トルコとトルコ政治の批判を避けたドイツのメルケル首相を称賛したという。
エルドアン大統領は、「両国関係の今後の発展は非常に明るいと思う。我々とドイツ国民との間には何も問題はない。我々の問題は、一部の権力者がトルコに対して間違った態度で臨んでいるために起こっている」と述べた。エルドアン大統領は、ロシアからS-400型ミサイルシステムを購入したが、トルコとNATOとの繋がりは強いと述べた。

■「西洋の諜報人」になった

エルドアン大統領は、テュルケン財団での会食で、「科学技術を学ぶために西洋へ派遣された者は、多くの場合ただ西洋の文化のみを習得し、自己のアイデンティティを喪失して自国へ戻った。国家救済の方策を準備することを期待されていたこれらの者は、残念ながら自ら志願して西洋の諜報人あるいは騙された協力者となった。自らの祖国を見下し、自らの価値観を嫌悪したいわゆる知識人が我々にもたらした被害は、敵がもたらしたものより遥かに酷い」と述べ、以下のように続けた。
「このような人々は、国家の利益のために働く代わりに、外資企業や外国、海外の組織・機関の利益に貢献していた。過去、トルコの工業化をより推進する段階にあった時、それを妨害したのはこのような人々だった。こうした連中が、我が国があらゆる観点から他国に依存するために特に工作したのを我々は見てきた。彼らが裏切らない価値観や規範は何一つとしてない…。7月15日深夜のクーデター未遂事件を起こしたフェトフッラー系テロ組織は、このようなならず者なのだ。ペンシルヴァニアに住む詐欺師にその頭脳を託してしまったこのような非国民に何ができるか、我々は共に観察し、経験してきた。彼らの中には教授らも、数十億もの資産を持つ金持ちもいるが、役立つものは誰一人としていない。」

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(翻訳者:神谷亮平 )
(記事ID:43437)