プーチン大統領、トルコ訪問
2017年09月28日付 Milliyet紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とロシアのウラディミル・プーチン大統領は大統領宮殿での会談の後に共同記者会見を行った。北イラクについて言及したエルドアン大統領は、「国民投票後の微妙な時期にクルド自治政府がより深刻な間違いを犯すことを阻止しなければならない」と述べた。

エルドアン大統領とロシアのウラディミル・プーチン大統領は、直接会談、代表団間会議の後、大統領宮殿で共同記者会見を開いた。

プーチン大統領と一行を今一度トルコでもてなすことができて嬉しいと話すエルドアン大統領は、会談で、トルコ―ロシア間の関係と地域情勢について話す機会を得たと述べた。

エルドアン大統領は、「貴重な私の友人」と表現するプーチン大統領と今年に入って5回目となる会談をおこない、最新情勢ついてしばしば電話で協議する機会を得たと述べ、「これらはトルコ・ロシア連合間で今日まで残念ながら実現されてこなかった。今はとても良い状態になった」と話した。

■「決意は双方にある」

大臣らがロシアのカウンターパートと接触を続け、双方の努力の結果により両国間の関係が強まり続けていることは喜ばしいとするエルドアン大統領は、「どうかこれからも関係をより発展させ続けられますように。こうした決意は双方の側にある」と話した。

エルドアン大統領は、最高協同協議会の第7回会議と協議会の下での政治・経済・文化・社会的活動の準備を現在より始めることについて合意したと述べ、「両国は協議会会議を大変重要視している。来年の協議会会議の際にプーチン氏を再び我が国でもてなしたい。経済及び通商は両国関係の背骨である。少し前に一部例外に関してこれらも廃止する件で閣僚間でこの問題を取り上げ、これを会談の話題とした」とコメントした。

同大統領は、二国間の貿易取引量が1年の最初の7か月で22%増加したことを喜んでおり、今年のロシア人観光客の数がかなり増加したと述べ、「全ての経済指標をより高める点で互いに同じ考えを持っている。ご存知の通り1000億ドルという目標を自分たちで設定し、希望としてはこの目標に到達したい。来月開催が予定されている合同経済委員会会議で二国間の経済的関係の重要な問題が結果を見ることを願っている」と話した。

二国間関係において重要な位置を占めるうちの1つがエネルギーであると強調するエルドアン大統領は、「テュルク・アクム(ロシア― トルコ間ガスパイプライン計画)とアックユ原発計画は現在も続いている。これらが早急に実現されることに重きを置いている。今日の会談でいくつかの問題があることがわかったため、これらについても早急に対処していく」と話した。

エルドアン大統領は以下のように続けた。

「私たちはイラクとシリアを含む地域的な問題に関しても熟考した。イラクやシリアの領土保全について、我々は同じ考えである。最近では残念なことに我々の地域はかなり脆くなってきている。住民投票はイラク憲法や国際法の観点からすると全く正当性がなかった。残念ながら北イラク地域政府はいかなる友好的な警告にもかかわらず、住民投票を設定するという大きな間違いを犯した。我々がいつも言っているように、個人的な、短期的な利益のためにいかなる人間も私たちの地域を戦火に投じ、緊張を高める権利はない。

現行の構図に対して我々の一部の措置を実行する点でも、我々はこれをすでに世界中の世論とシェアしている。国民投票後の微妙時期に、特にイラクの地域政府がより深刻な間違いを犯すことを防がなければならない。国際社会がイラクの領土保全と政治的統一に協力の態度をみせることが重要となっている。」

会談で、シリアに関する最新情勢や最近のアスタナ会議の結果について話したというエルドアン大統領は、「この枠組みでイドリブという非戦闘地域に実効性をもたらすことに向けた取り組みの推移や、その後の過程に関し、関係閣僚が問題をより集中して取り組み続けると決めた。アスタナ会議[で決った]停戦体制を強化しうるこの取り組みと、この面でジュネーヴで国際連合を介して続けられている政治的プロセスへの貢献を喜ばしく思っている」と述べた。

エルドアン大統領は、アスタナ会議の議題である安全構築策により焦点があてられる必要があるという点で合意したと述べ、「トルコとロシアとしてシリア紛争の政治的解決に向けて共通の意志と緊密な協力を続けることについての決意を再度確認した」と言う。

エルドアン大統領は、プーチン大統領との会談が全てにおいて実りあるものとなったと信じていると話し、「今後のプロセスも友好国と我々はより頻繁な電話外交や特派大使を通じて続けていくことを決定した」と述べた。

■プーチン大統領「二国間関係が話題に上った」

ロシアのウラディミル・プーチン大統領は、シリアで非戦闘地域を形成していくことは難しいが、エルドアン大統領の試みと意志で重要な成功を収めたと述べた。

エルドアン大統領とロシアのウラディミル・プーチン大統領は、会食と直接会談の後、大統領宮殿で共同記者会見を行った。

プーチン大統領は会談では地域、また二国間の問題を和やかに、建設的に扱ったと述べた。

シリア危機の解決について講じる措置の調整を検討したと述べるプーチン大統領は、少し前にアスタナで開かれた会議での合意の件で、非戦闘地域を形成する条件を満たすために共同の取り組みをおこなうということで合意したと話した。

プーチン大統領は、「5月にエルドアン氏とソチで行った会談で、この非戦闘地域を構築しようという考えが明らかになった。この非戦闘地域を実現する取り組みは大変難しかった。シリア紛争の関係者にとって、アスタナ・プロセスの保証国であるロシア、トルコ、イランからしても困難であった。しかしあらゆる困難にもかかわらず重要な成功を収めた。この成功は特に我が友人であるエルドアン氏の試みと意志によって可能となった」と述べた。

シリアでの戦争が終焉を迎え、人々が自分の家に帰ることができるための条件が整えられたと強調するプーチン大統領は、「(非戦闘地域の形成と)同時に国連の後援の下、ジュネーヴでの政治的解決模索プロセスもかなりの加速をみせた」と話した。

イラクのクルド自治政府の違法な住民投票に関しプーチン大統領は、会談でこれについても話したと述べ、ロシアの原則的な態度はロシア外務省によって以前明らかにされていると述べた。

プーチン大統領は、シリアと地域の問題解決について、両国の外相、軍関係者、情報機関の間で取り組みの実行の点で合意がなされたと明らかにした。

会談では、二国の通商関係についても話されたと言うプーチン大統領は、昨年の減少後、今年の取引量がかなりの増加を記録したと強調した。

今年ロシアからトルコを訪れた観光客の数は11%増加し250万人に到達したと述べるプーチン大統領は、この増加は3月のモスクワでのエルドアン大統領との合意により可能となったと話した。

プーチン大統領は以下のように続けた。

「特にエネルギーの分野ではテュルク・アクム天然ガスパイプラインとアックユ原子力発電所計画について検討した。6月にはエルドアン氏とテュルク・アクム天然ガスパイプラインの海中部分をスタートさせた。この計画に関するすべての取り組みを計画通りに進めている。アックユ原発の最初の部分をより短期間で建設し稼働させるため努力している。これはトルコの我々のパートナーと調整し、取り組んでいくことで可能となる。

通商及び投資関係の前に横たわる障害物を取り除くために努力し続けると言うプーチン大統領は、関係省庁や組織間での調整・取り組みを行い、特に農業分野においてほぼすべての制限をなくしたと述べた。プーチン大統領は、「今年の上半期はトルコからロシアへの農業輸出量は58.7%増加した」と話した。

エルドアン大統領に会談についてお礼を述べたプーチン大統領は、「今日の会議はとても実りがあり好意的であったと思っています」と述べた。

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(翻訳者:奥村 茜)
(記事ID:43465)